ロードバイクが川に流されて大変な目に遭った【四国一周④】

ロードバイク

2018年3月15日

…この日事件が起きてしまった。

友人のさとるくんと、ロードバイクで四国一周の旅をしている途中だった。

この日は高知県の四万十川沿いを走ることにした。

f:id:rikkei:20180423095231j:image

お目当は、沈下橋(ノ*’ω’*)ノ

めちゃ簡易的な橋なのだ!増水時にも流されてないよう、手すりがつけられてない橋だ。全国的にも珍しい!これが不幸の一因だったよ。

ぼくとさとるくんは沈下橋でテンション上がって、写真をバシャバシャ撮っていた。

f:id:rikkei:20180423095252j:image

二台並んでパチリ。

f:id:rikkei:20180423095259j:image

テンションアゲアゲのさとるくん。

この沈下橋では問題なく写真を撮り終えた。

ここでぼくの欲がむくむく湧いてくる。

「沈下橋の写真をもっと撮りたい!」

これが間違いだった…(´;ω;`)

ふたつめの沈下橋を目指すことに。

f:id:rikkei:20180423095432j:image

んんー、気持ちいい!

コンディション最高じゃないか!

ふたつめの沈下橋を見つけた。

また沈下橋の上にロードバイクを並べる。

f:id:rikkei:20180423095522j:image

パシャリ。

いいね、いいね!

ロードバイクが映えてる写真だ。ニヤニヤしながら撮影する。

風「びょおおおおお」

f:id:rikkei:20180423095536j:image

ロードバイク「ばっしゃーーん」

(´ᴖωᴖ`)んんん?

f:id:rikkei:20180505185923j:image f:id:rikkei:20180505185939j:image

(´・ω・`)???

………。

f:id:rikkei:20180506143023j:image

……ぎゃあああああああああ!!!!!

(((( ゚Д゚))))(((( ゚Д゚))))

さとるくんのロードバイクが川に落ちたぁぁぁああ!

なんてこったぁぁぁぁあああ(゚Д゚;ノ)ノ

橋の上にいたさとるくんが、飛び降りようとする。

ぼく「待て待て待て、その高さは危ないから降りちゃダメだ!!」

と叫び、さとるくんを止める。

f:id:rikkei:20180423095648j:image

川岸へと走るさとるくん。

ぼくもめちゃめちゃ慌てていた。

さとるくんのロードバイクがどんどん流されていく……。

僕も急いでさとるくんのもとへ向かう。

が!

f:id:rikkei:20180505191345p:image

さとるくん溺れてる……。

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ…

水難事故になってしまうぞ!!

二次災害だけは防がなくては!と思った時には、ありったけの大声で叫んでいた。

「さとるくん!戻って戻って!!!」

ぼくの声が届いたのか、さとるくんは川岸へと戻ってきた。

なんじゃこの展開…。

f:id:rikkei:20180505190415p:image

運がいいことにロードバイクは岩に引っかかっている。

これ以上流されることはないだろう。

だが微妙なバランスを崩せば、岩から離れて、また流されてしまう。流された先で、都合よく岩に引っかかってくれるとも限らないし、そもそもここから先は岩場がない。

どうしよう、どうしよう。

状況は予断を許してくれない。

「消防に連絡して助けを呼ぼう」

と、さとるくんに提案した。

「だが、それでいいのか?」と思っている自分もいた。

助けが何時に来るかもわからない。待っている間にロードバイクが流されてしまうかもしれない。次に流されたら…ロードバイクは返ってこないかも…。

どうすりゃええねん……

さとるくんはパニックに陥って、また川へ入ろうとしている。それを制止する。さとるくんは足の裏を石で切り、血をドクドク出していた。川へ入れる状態じゃないし、早く病院に行かなくては。

一体全体、どうすべきなんだ。

近くの人の力を借りようとも、周りに人なんて全くいない。孤立したぼくらが取るべき行動は一体なんなんだ、とぐるぐる考えていた。

ぼくが出した答えは

「ぼくが泳いでロードバイク救出してくる」

ぼくもやはり冷静ではなかった。

これは間違った選択肢だ。

けどこの時は、ぼくが救出するのがベスト解だと思ってしまった。

決めてからは早かった。パンイチになって川へ飛び込む。

水の冷たさと水流の勢いに負けそうになりながら、泳ぐ。

なんとかロードバイクまで泳ぎ着けた。

岩はよじ登る。

自転車につけていたバッグを川岸へ投げる。ギリギリ届いた。

さて、ここからが問題だ。

ロードバイクを担いで川岸まで泳がなくては。

だが、川辺までは約10メートル。水深は2メートル以上あるだろう。

「もし流されたら、四万十川で死ぬのかな」

と考えてすごく怖くなった。ずっとドキドキしていた。

目の前の川はうねりながら、流れていく。

流れが速い。足を攣って泳げなくなったら、きっと流され死んでしまう。泳ぎ切れるんだろうかと不安がよぎった。

…いや、いこう。

「絶対に離すもんか!」と気合を入れて、フレームをぐっと握った。ぼくはロードバイクを担いで泳ぎ出した。

無我夢中で水をかき分ける。きっと大丈夫だ。泳ぎ切れるはずだ。

うおおおおおおおおおおおおお!!!!

……

気づいたら、僕とロードバイクは川岸にたどり着いていた。

よかった、本当によかった。

肺の底から深く息が漏れた。

脚がガクガク震えていた。

f:id:rikkei:20180423095705j:image

安堵で涙が出るさとるくん。

怖かったことだろう。

ぼくも自分のロードバイクが流されたらパニック起こすし、泣くと思う。

f:id:rikkei:20180423095717j:image

ぐちゃぐちゃに濡れた荷物たち。

街へ行って洗濯しようね。

でも圧縮袋に入れていた衣類は、全く濡れていなくて九死に一生を得た。よかったよかった。

f:id:rikkei:20180423095735j:image

このあとは2人で自転車整備。

傷や凹みはなかった。ディレーラーやチェーンも問題なし。ガーミンも生きていた。めちゃくちゃ運が良かった。川に落ちたのにノーダメだった。落ちた先が岩場でなくてよかった。水抜きと注油をすればすぐに走れる状態になった。ラッキーだ。

f:id:rikkei:20180423095749j:image

事故現場。

やっぱり川は深かった。流れも速かった。あぶないぞ、ここ。

f:id:rikkei:20180423095801j:image

「気のゆるみ あせる気持ちが 事故を呼ぶ」

本当にその通りです。気をつけます。

ツイッターで報告する。

みなさん心配してくださる。ありがたい。

f:id:rikkei:20180423095814j:image

足の傷を応急措置。

ぼくもさとるくんも疲れ切ってしまった。異常な緊張状態で神経をすり減らし、川で体温を奪われて、自転車整備を念入りにして、へろへろだった。もうまともに走れる体力なんてなかった。

f:id:rikkei:20180423095841j:image

ただ、クタクタに疲れて食べるラーメンは格別に美味しかった。

本当に危ないことだった。

こんなことは絶対に真似しないでくださいね。川へ自転車が落ちた時には、まずは消防などに助けを呼びましょう。ロードバイクよりも命を優先してください。

ぼくはただ運が良かっただけだ。もうこんなに危ないことは2度とやらない。

f:id:rikkei:20180423100020j:image

疲労困憊で宿へたどり着く。

宿のおばちゃんにこの話をしたら

「私は軽自動車が流されていくのを見たことあるよ、がはははは」

と笑っていた。

高知県どうなってんだよ(゚∀゚︎)・∵︎.

f:id:rikkei:20180423100328j:image

つづき↓

四国最南端へ行ってみた【四国一周⑤】