うおおおおおお!!!すっげぇえええええ!!
ぼくは大興奮していた…!!なんだ、この素晴らしい景色は!!
こりゃぁ、見に来てよかった。ほんとよかった。心の底からそう感じていた。
ここは山形県の月山。出羽三山の1つで、百名山にも選ばれている山だ。
毎日見ているが、白雪した山が美しいんだ…。あの丸みがエロくて、そそられる。
いつか雪山ライドしたいな、と思っていたタイミングで月山を登れるとの情報が!!これは行くっきゃない!!
いざ行こうではないか!
片道50kmぐらいかね?
近所の寒河江川を遡っていくだけの簡単なライド。(西風が半端じゃなくて20km/hしか出なかったのは秘密にしておこう…貧脚ェ)
ついたぞ!!登り口だ!!
うひょーーい!!きれいなトコロだなぁ…!!
北欧にこんな景色がありそうだ。うつくしいなあ。雪解け水が川をつくる。もう春はやってきている。
この時点で標高は700m。ここから月山を本格的にクライムオン!!
うぉおおっ…雪に挟まれてるぞ!ファンタジー世界に入り込んだようで、わくわくするぞ!
ホイールはDura-Ace C24。軽量だから山岳コースにはピッタリだね!
ああ、自然の中に佇む人工物っていいな、なんだか惹かれる。このミラーだって冬を越えてきたんだ。
ミラーの中に映る道を登っていく。
斜度が20%だけど、きっと気のせいだよね!うん、大丈夫、大丈夫!!だってこんなにもタノシインダモン!(脚がツラいのは気にしないよ!)
うおおおおおお!!!
ひぇえええええ!
うぎゃあああああ!!??
なにこれ!!すごい!!雪が!!高い高い!!壁になってる!!!!この雪の量が降ったというのか。どれだけ厳しい冬だったのか…。春だけに見せてくれるこの貴重さ、大切にしたい。いいタイミングでこれたもんだ!!
近くで見ると圧迫感を感じる…
息が詰まりそうだ…。5メートルは超えるデカい壁だ。
雪だまりと呼ばれる場所にだけ発生する、積雪群だ。そびえる雪を見る。
自分の身長と比べる。うん、無理だ、絶対に勝てやしない。巨大なものを目の前にすると、自分の無力さを実感する。ネガティブな意味ではなく、ぼくは無力だ。大きな自然には畏敬の念を持つ。恐ろしく怖れてしまう。だけど、敬愛してしまう魅力もまたあるのだ。
自然は怖いものだ。だけど大好きだ。
だってこんなにも美しいんだから。好きになるな、というほうが難しい。自転車旅はシンプルな答えをいつも教えてくれる。自然は美しい。
相も変わらずキツイ勾配を越えていく。(10%勾配は脚休め区間だ)
そして、とうとう…
ゴール!!!道路の最高点だ!!
高度は1166m。気持ちいいね!
目の高さに山脈が見える贅沢さよ…。立体感が狂いそうになる。重なる山々もカッコいいものだ。
月山のテッペン。きれいなーーー!!
これは、えっちだ!!官能的な丸みと、透き通る白。全体像から伝わってくる色気。実にけしからんですな。えっちすぎる。
このあとは下り坂と追い風に助けられて、とんでもないスピードで下山しました。いやぁ、吹っ飛ぶような快感だった。
雪の月山。それは厳しい冬を越えた時に見られる素晴らしい景色。
遠くから眺めるも良し、近くで雪を感じてくるも良し。とても楽しい山だ。また好きな山ができてしまった!!
みなさんもお好きな山を登ってみては…?
おわり。