【伊豆半島ツーリング】富士山見ライドをしよう!【3日目】

202003伊豆半島

この記事では、おいしいごはんとキレイな景色をお届けしよう!

さてさて、Tommyさんとの伊豆半島ツーリングの最終日。

今回の“伊豆半島編”の一覧!
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1日目はオタ活をして、2日目は西伊豆スカイラインを登ってきた。

Tommyさん「今日はどこに行きます?」
欲望のまま答える。
ぼく「富士山!海に浮かぶ富士山が見たいです!!」
Tommyさん「お、いいですね!行きましょうか」

やった!富士山を見に行きましょう!!

そして選ばれた行き先は、大瀬崎だ!!

富士山が見られる素敵な伊豆半島スポット。

大瀬崎はいい。

去年、初めて訪れたんだけどいい場所だった。駿河湾越しに望む富士山の美しかったことよ。。。

いざ、いっきましょー!

沼津市内のホテルを飛びだすと

うぉおおお!!富士山がキレイに見えるぞ!!!幸先がいいね!

昨日は雲をかぶっていたので、本来の姿をようやく拝める!!Tommyさんもテンション上がってる!

高ぶった気持ちのまま、海岸線沿いを南下する。

ゴォオオオオ!!!とホイールが唸りを上げる。

Tommyさんは強い。

平地は基本40km/h巡行。ごりごりに鍛えられた脚力で引っ張ってくれる。

おみ足ご立派すぎて恐怖すら感じる。

つい先日の「堺浜クリテリウム」で表彰されるほどの平坦得意ローディーさん。貧脚のわたくしをぶっちぎって駆け抜けていく。ほんと容赦がなくて笑うっきゃない。心拍上げて息を切らしながら、追いすがっていく。圧倒的パワー差…!


いろんな人と走ってきて分かったことがある。“パワー系妖怪”か“普通の人”か、判別できるようになってきた。

突然ですが…
Q:次の5つの質問であてはまるものにチェックをつけてください。
☑爽やかイケメンである
☑機材、特にホイールにお金をかけている
☑自転車に乗っていないときは紳士である
☑「追い風のおかげで速いだけです」と供述する
☑なにかしらのオタク

A:さて選べましたか?ずばり3個以上当てはまった人は、パワー系妖怪です!!あなたのまわりの人を思い浮かべてみても、きっと当たっているはず。

こんな妖怪さんと走ると筋肉がいくつあっても足りない。あっという間に筋力を持っていかれる!!貧弱なわたくしにはツラいところ。。。

Tommyさんは5つすべてに当てはまるヤバい人です。平地大好きで、堺浜5kmを累計900周以上走ったとかいう変態さんですね。

そんなことを考えながら走る。Tommyさんにズタボロにされて到着したのが、

いけすやさん!

ちょっと早いけどお昼ご飯をいただこう!

ゆったり休むのがなんとも心地いい。いい風が吹いている。

Tommyさんといろんなおしゃべりをする。仕事の話とか、自転車の話とか、オタク趣味の話とか。自転車でつながった縁だけで、こうして旅をしているのが不思議な気持ちになる。


二食感アジ丼とアジフライだ!!


このアジ丼は面白い。

二食感って名の通り「今朝獲った新鮮なアジ」「昨日獲って熟成させたアジ」の2種類が、のっかっている!熟成度合いを楽しめるドンブリって珍しい。

今朝獲れアジのほうから。いざ、いただきまーす!

ふぅぅううううんまあああ!!

おいしすぎる…!!1年前にも食べた感動を思い出した!!これだよ、これこれ!!

駿河湾で獲れるアジは最高に旨みが詰まっている!!するりと溶ける脂と、締まった肉質、アジのぷりぷり感、そして圧倒的な旨み…!最高のお魚だ!!

一方、熟成アジのほうは…

これまた、おいしいッ!!!

なめらかな口当たりと、柔らかな身。口いっぱいに頬張れば、とめどなく旨みがあふれてくる…。熟成されると味が濃ゆくなっているような。。。うっまい!!!

ぼくの好みは、熟成アジだ。ふわふわでとろけるアジがたまらんわけですよ。これは絶品。

箸休めとしては贅沢なアジフライをつつきながら食す。これまたフライもサックサクのジューシーマシマシで賞賛しかない一品でした。あぁ美味しかった。。。

いいものが食べられたなあ。

お腹を満たした僕は再び走りだした。

半島特有のアップダウンって楽しい。登って降りてを繰り返すだけなのに、ふしぎと胸が躍る。

大瀬崎に到着!

ダイビングショップが並ぶ町。暖冬の今年はお客さんいっぱい来たんだろうかね。

さてお目当ての富士山は…!

オゥマイガッ!!!

がっちり雲に隠れてしまいました。これは仕方がない。

しかし雲の流れが速い。目視ではっきりわかるほどにバンバン流れていく。これは待てば見えるのでは?

30分後…

だめだった!頂上にはずっと雲がかかっていた。

ちなみに1年前に訪れたときには

全貌がみえた。美しかったなあ…。
観察していると、山肌にぶつかった空気が雲に変わっている。山頂まで登った雲は確かにそのまま流れていく。だけど、富士山の中腹で雲がガンガン生成されているのでいくら待っても雲が晴れることはなかった。くぅ~ざんねんだ。


これは「また見に来い」って啓示ですね。ええ、また来ますとも。

また沼津市に舞い戻ったぼくらは、市内を一望できる「びゅうお」に来ていた。

津波から港を守るために作られた対策設備。


ロボ好きで巨大建造物フェチのTommyさんが大興奮していた。

防波壁を昇降させる巨大モーターには萌えていた。わかります、めっちゃわかります。あれは萌えますね…!



ふぅううおおおお!!!!雲が晴れた!!!

地元の人が言っていたけど「朝の10時」「夕方5時」は見えるってのはどうやら当たるらしい!!きれいだ!!!雄々しくも曲線美を持つ富士山。いつか登ってみたいもんだ。最後にいいもん見れた。

もう夕方だ。(割愛したけどオタ活してて時間をたっぷり食っていたんだけど)

終電がやってくる。山形に住む僕は、17時の電車に乗らなければ!

Tommyさんとの楽しかった3日間ももう終わりだ。実際に会ったのはこれで2度目だったけど、たくさんの経験をともにしてきた。自転車でたくさん走り、同じオタク趣味を楽しんだ…。


あぁ、趣味を公言するようになってよかったなぁ… 自転車とアニメが好きだと発信したら、友人の輪が広がって、オタク×ツーリングという最高の旅ができた!!縁がつながっていくのホント面白い…!

こうやって一緒に遊んでくれるのが、なんだかうれしく感じられた。はじめはTwitter上のつながりだったけど、こんな面白い旅ができるんだ。

最後はがっちり握手してお別れした。また一緒に走りに行きましょうね!!
改札を通り、ふと振り返ればTommyさんが手を振っていた。ありがとうございました!!

帰り道はいつも哀愁の念が堪えない。

楽しかった記憶を思い出し、後ろ髪をひかれる。もう一度改札を飛び出してツーリングを続行してしまおうか。そんな妄想をかきたてる。
ふと顔を上げれば、

赤富士が笑っていた。

また、来ればいいか。

そんな思いを胸にしまって、いつもの日常へ帰っていた。

おわり。

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