【自転車旅×宿】スタイル別の宿選び紹介!【どこに泊まるのがいいの?】

ノウハウ

お宿はいい…。

自転車旅においては、“回復の泉”だ。
ほっと一息をつける大好き場所なのだ!


泊りがけの自転車旅が好き。

昼間は遊びまわって、夜はお宿でゆったり休む。疲れた身体を温泉で癒す。おいしいご飯をいただく。他の宿泊客の方とおしゃべりする。うん。とてもいい。

「自転車旅ではどこに泊まるのがいいんだろう?」
そう考えていくと面白い気づきがいっぱいあった。それぞれのお宿の良さってのがあるんですよ…。

今回の記事では、目的別の宿泊スタイルを紹介していくよ!
自転車旅では50ヶ所以上泊まってきたので、参考になるかと思う…!

では、いってみよー!

旅館


一番大好き!特に昔ながらの旅館がいい。

のんびりした雰囲気、気のいいご主人さん、そして格安な料金設定。ぼくは“素泊まり”を利用させてもらっている。その土地の空気感を味わいたい僕には、ぴったりなお宿だと思う!

どんな田舎でも旅館だけは営業してる、ってのもポイント高い。


最大の魅力が『融通が効く』こと!

ざっと挙げれば…
・当日でも予約をとりやすい
・自転車を室内に置かせてもらえることがある
・洗濯機や乾燥機を使わせてもらえることが多い
・ネットにはない地元情報をゲットできる
・素泊まりなのに朝ごはんを食べさせてくれる(特例)

その宿のご厚意でいろんなおもてなしをしてもらえる。すんごくうれしい!個人経営の旅館ほど柔軟に対応してくれるのがありがたい。

メリット
・素泊まり3,000~5,000円と安い
・宿のご主人さんは優しい方が多い
・地方に行っても営業している
デメリット
・予約取れない時アリ(基本は当日予約でいけるけどね)
・古い建物だと、風が吹きこむ、暖房がない、虫と寝ることになるなど。(運次第)

ゲストハウス


旅先の出会いを楽しみたいならここ!

ゲストハウスとは、簡易宿泊所のことだ。寝るためだけのお宿だ。

ひとり1つのベッドが割り当てられる。布団さえあれば寝られるタイプの人なら大丈夫だろう!

それでも一番の楽しみ方は、ほかの旅人との交流ではなかろうか!

みんなで語らう時間が楽しい。

バイク乗り、電車旅の人、定年後の夫婦、海外からの観光客などなど、バラエティ豊かな面々が揃うのだ。みんなの旅の話を聞いたり、ぼくの自転車旅の話をしたりして夜が更ける。

お話しできるかどうかは、ゲストハウスの雰囲気によるのでケースバイケースかな。語らえたらラッキーだなあ、ぐらいに留めておくのがいいかもしれない。

ゲストハウスのご主人や宿泊客の人たちから、お酒や食べ物を分けてもらうことが度々ある。「自転車乗るとお腹すくでしょ?」と出してもらえるご飯のおいしいことといったら…!!


もう…!!最高です!!

都市部に近い郊外にあることが多いので、あまり田舎に行くとゲストハウスがなかったりするのがちと残念ポイント。

メリット
・素泊まり2,500~3,500円と安い
・初対面の人とワイワイできる
・洗濯機の設置率が高い(重要)
デメリット
・プライバシーが少ない(ベットだけがパーソナルスペース)
・イビキや歯ぎしりをする人と同室になるとツラい
・前日までに予約しておく方が吉

ネットカフェ


利用回数は一番多い。

何といっても利便性が良すぎる。
・予約なしOK
・チェックイン時間がない
・全国各地にある
・コンセント数が多い
・PC付き
・シャワー完備・
・ドリンクバー無料
・ご飯がしっかりおいしい

365日営業というのも非常に助かる。年越しで自転車旅をしているので、ここ2年ぐらいはネットカフェで新年を迎えている。ありがたい話だ。

ぼくがよく利用する“快活CLUB”は完全個室ってのがあって

最高のリラックス空間だ!!

ええ、月2回以上お世話になっているので実家以上の安心感を覚えるようになった。ポイントがたまりすぎて、気づいたらプラチナ会員になっていて笑った。

フルフラットシートの部屋をいつも選んでいる。輪行袋に入れた自転車と添い寝するスタイル。

メリット
・2,500~3,000円と格安
・全国各地にある
・チェックインが簡単で早い
デメリット
・風邪をもらいやすい(半個室タイプの部屋で寝て2回風邪ひいた)
・自転車は盗難防止策が必要(輪行袋に入れて一緒に入室がオススメ)

ホテル


都市部に宿泊するならホテルも選択肢に入ってくる。

駅からのアクセスがいい、近くにご飯屋さんが多い、完全個室でゆったりくつろげる。朝食バイキングってのも魅力の1つだ。

チャレンジ系ライド(24時間耐久ライド)をする前日に僕はよく使っている。体力全快ができる。

ホテルの支配人さんとの交渉次第では、室内保管をさせてもらえる。

こんな例は珍しいので、基本的は輪行袋に入れてフロントに預けるか、部屋に持ち込んでいる。トラブル防止にもなるしね!

メリット
・のんびりリラックスできる
・ホテル独特の“特別なお泊り”感を味わえる(大浴場とかラウンジとか、深夜のカップ麺自販機とか)
デメリット
・5,000~10,000円とやや高額
・ほかの人との交流がほとんどない

フェリー


実はフェリーも、お宿だったりするのだ!

ぼくは大阪→福岡の移動のときにお世話になった。フェリーという乗り物自体もものすごく楽しい。波に揺られながら夕陽を眺めたり、やけに狭い浴槽のお風呂に入ったり、船内探索を楽しんだり。。。

自転車持ち込みは2000円かかるけど、輪行袋に入れたら無料になるのも嬉しい。

2等客室だと雑魚寝スタイル。船のエンジン音がめちゃんこ響くので安眠ができないのがなんともツライ。

メリット
・寝ている間に移動できる
・フェリー自体がめっちゃ楽しい
・4000円ほどで安い
デメリット
・神経質な人にはきつい(揺れる、エンジン音が響く)
・早朝到着便だと眠気でふらふらになる

実家

ええ、実家って裏技もあるのだ。

一人暮らししているので、自転車旅がてら帰省するけど最高に居心地がいい。おいしいご飯が出てくる。気兼ねがない。親としこたま話し込める。まったりできる。

自転車旅のついでに祖父母宅に泊まると、すごく喜んでくれる上に

ごちそうがいっぱい出てくる。ありがたや…。

ほかには友人宅にも泊めさせてもらったり。全国のいろんな所に“気兼ねなく泊まれる宿”がある状態。

メリット
・安心感が半端ない
・帰省のついでに自転車旅ができる
・シンプルに楽しい
デメリット
・ない

野宿


もうやりたくない。

24時間耐久ライドを断念したのがいいが、泊まるあてがどこにもなく仕方なしに野宿した。落ちている土嚢袋を寝袋にして、寒い海岸で寝るのはなんともいえない悲しさがあった。

メリット
・最終手段でしかない
デメリット
・やらないほうがいいですね

まとめ


さぁどうでしたでしょうか!

僕の宿泊スタイルはざっとこんな感じ。

お財布に余裕があるのか、今日は人と話したい気分なのか、ゆったり休みたいのか。
自転車旅の目的別で宿を選ぶのも楽しいことだと思う。

そして宿を楽しめると、旅の満足度もグッと高くなる。


逆に「泊まりたい宿」に合わせて、旅程を組んでみるのも楽しそうだ。
あの旅館の温泉に浸かりたい、ここのホテルのディナーを食べてみたい、旅人と出会えるゲストハウスにいきたい。

そうやって自分の好きなことを旅に取り入れるのってすごくワクワクする。

みなさんの自転車旅の少しの参考にされば嬉しい!!

さぁ、次の記事では僕が実際に出会った“面白い宿”を紹介していこう!!

おたのしみに~~~!!!

つづきはこちらから~!