【東北わちゃわちゃ旅①】十和田湖がひたすら楽しいから布教したい話

202009わちゃわちゃ

きたきたー!

今回の旅は、かなり大きな旅になるぞ!!

旅が始まる前から、わくわくしっぱなしだった。

というのも、大学時代の友人たち(大阪住み)が東北へ遊びに来てくれるんだ!!いやっふい!!

本来は春に来る予定だったけどコロナで断念していた…でも、この秋に来れるとのこと!!
一度振られた予定が復活すると喜びが倍増してしまう私は単純なんです。

というわけで9月の4連休に1日有給を追加して、5連休をゲット!

ちなみにわたしの勤める職場では、「え~有給とるの?ちょっとはタイミング考えてよ」なんて言われたことないし、「お、有給とるんだ!どこ行くの?え…秋田?いいなぁ~俺も行きてぇな~」と上司も先輩も言ってくれる。ほんといい環境すぎる。

さあ無事にゲットした有給を活かして、この5日間はしっかり遊ぶぞ!!

さてさて、仕事を終わらせてそのまま最寄り駅へ。

ぼへ~、と電車を待っていると、チョット悪そうな兄チャンが僕めがけて歩いてきた…。

ぼく(うわ、ヤバい人きたか…)
兄チャン『ん…輪行…もしかしてコレ自転車?』
ぼく『そうですけど…?(身構える)』
チャン『おぉ!メーカーはどこのです?コンポはSHIMANOですか?』

そこから自転車談義が始まった。どうやら兄チャンはお喋り好きのいい人のようだった。向かう先も同じだったので、電車に乗りながら色んな話をした。僕の旅の話や、自転車、一眼レフ、兄チャン自慢の筋肉づくりの話(触らせてもらったけどガチのムキムキだった)とか、妙に馬が合った。

車内の1時間があっという間に感じるほど…。別れ際はあっさり『じゃあ!』みたいに挨拶したけど、面白い人だった。いままで100回ぐらい輪行してきたけど、こんな人と出会うのは初めて。こんな出来事があるから、ほんと世の中って面白いね!


約4時間かけて秋田駅に到着!

今晩はホテル泊。雨降りだったけど、駅直結でそのままホテルへ入れてラッキー!

これで3400円は安い!

明日の朝には、北海道旅を終えた友人たちが秋田港へやってくる!久しぶりに会えるのが楽しみだぞ!

では、おやすみ~!

(ここから先は、友人4人の名前が色々でてくるけど、特に覚えなくとも大丈夫よ!)


あさ。
窓の先の天候はぐずついている。「これは1日中、雨かもなあ」なんて思っていると、友人たちからLINEが入る。

「雨やまないっぽいですね」「自転車乗るの無理じゃない?」「う~ん」

なら、レンタカー借りちゃおう!

全員「いえぇええい!」

完全に勢いでしかないけど、レンタカーで遊ぶことが決定された。全員が自転車乗りだけど、たまにはクルマで旅してみるのも面白そうだ。

レンタカー屋さん前で…

ついに合流!北海道帰りのガチ装備だ!!!

懐かしい面々に会えてテンションが上がる!3年ぶりの面々で、お互いに「うぉおお!!」「おひさ!!!」なんて言葉になってない会話を交わす。

さて、どこへ行こう…?勢いだけで決まったレンタカー旅だ。完全にノープラン。

リーダーポジションのガマさんが『青森へ行ってみたい!』と言い始めた。

脳内で地図を広げてみる。

……クルマの距離感ってわかんねえ…。いやたぶん近いだろう!

ぼく「おけ!青森いこう!!(即答)」
みんな「えええ!!??」

てなわけで、


急遽!青森へドライブだ!!

車内でおしゃべりに興じる。懐かしい思い出がよみがえってくる感覚!クルマのイイトコロはみんなでゆっくり話せることだ、自転車で走りながらだとゆったり話せないもんね。

カメラ大好きなガマさんが北海道の旅の写真を見せてくれる。地名、名物、店の名前、メニューなど完璧に記憶して、写真を説明して売れるから面白い!それにしても、彼のおしゃべりスキルは高い…!

「あぁ、ガマさんのしゃべりすごいな」と思う反面「ガマさんは旅を全部記憶してるから、彼にとっては写真さえあれば全部思い出せるんだ…!ぼくはここまで細かく覚えてられないから、ブログを書いて詳細に記録に残したいのかもなあ」なんてぼんやり思った。

よーかわ氏の快適な運転でサクサク進む。アクセル踏むだけで5人一気にヒルクライムができるって…クルマ便利すぎなのでは?

出発から150㎞…

十和田湖に来たぞ!!

しかし残念ながらの小雨…。だが「ココロのシャッターを切るんだ!青空に見えるっしょ」「あれ…めっちゃ青空が見える!!」「きれーー!!」なんて笑いあう。みんなでキレイな景色を見るのも素敵だけど、どんな状況でも楽しめるってのも一興だと思う。

(ココロの中では絶景の)十和田湖を一通り堪能した後はお昼ご飯だ!!


「もりた」さんへ

ここの名物、いや十和田湖の名物はヒメマスだ!メニューに並ぶヒメマス料理を欲望のままにオーダーする。5人もいるんだから各々好きなものを頼んで、後でシェアすればいい。

きたきたきた!!


ヒメマスのお刺身だ~~~!!キレイな肉質だ!

(撮影の裏側)


撮影が好きなガマさんとわたくし。奇遇にも一眼レフの機材モデルが全く一緒というね!

さていただきまーす!!

よーかわ氏が口に運ぶ…「むふふ…」と笑って、黙ってしまった。ヒロちゃんも「ん~~」と唸り、目をつぶり自分の世界へ閉じこもってしまった。

「いやいや…そんなリアクションになる?いくらなんでもねぇ…」とぼくも食べてみる。

…!!!

くぅわああ!!うんまぁい!!川魚らしくさっぱりしてるが、なんだろうこの旨みは!!しっとりした舌触り!!全くない脂!!それがおいしい…!!まったくの新しいお刺身がここにあった。

こりゃ2人が黙ってしまうのもよくわかる。ガマさん、ようくんも「うまい!うまい!」と喜んでいる。


はい、きました。メインディッシュ!ヒメマスの天重だ!!

がぶり、と大きくひとくち。…じゅわじゅわじゅわ~~!!!

くっ!!天重も大当たりか!!厚めのサクサク衣に隠されたヒメマスがぷりんぷりんなの!口の中でほろほろ崩れる魚肉。旨みが爆発してる!!この天重もみんなに大好評だった!!

ちょっと豆知識。


十和田湖は「神に嫌われ、魚が住めない湖」と呼ばれていた。

100年前、和井内貞行というおっちゃんが養殖事業を開始するまで、十和田湖は1匹も魚がいない湖でした。20年かけておっちゃんはヒメマスの養殖に成功し、今では「十和田湖といえばヒメマス」と呼ばれるほどに。和井内さん、ほんとグッジョブ!!

釣り好きなよーかわ氏はスマホを見ながら「漁業権が2000円で、ひとり20匹まで釣っていいのか…」なんて言っていた。今度はヒメマスを釣るのか!!

お腹を満たした僕らは、にっこり笑顔になっていた。ヒメマスごちそうさまでした!

十和田湖から川が流れている。その川の脇を散策できるコースがある。


それが奥入瀬渓流だ!!青森の景勝地だ!!

実はぼくも奥入瀬渓流を歩いたことはない(自転車で横を通ったことがあるだけ)。


いざ、奥入瀬散策だ!!

歩いてすぐに出迎えてくれたのは滝だ!!


とっても大きい!!


激しい!これが魚留の滝らしく、この滝のせいで魚が十和田湖へ上がって来れなったという説もある。だからヒメマス養殖が始まったのか。

林の中をのんびり歩くのが気持ちいい。自分の脚で歩くたびに景色がうつろい変わる。川の表情だったり、木々の色味がころころ変化していくのを観察するのが楽しい。


こんなにもいい景色が続々と出てくるもんだから、シャッターを切る指が止められない!!

野生のりっけい(私)が現れた!

ガマさんとわたし!

この写真見返してみたらめちゃ笑顔だった!!


開放的な気分でみんなで楽しくなる!!

いやぁ、奥入瀬渓流イイトコロだ。滝も川も森も楽しめる素敵なスポットだ。ちょっと小雨が降っていたけど、その分森の奥深さを感じられて、いい雰囲気に浸っていた。

帰りも150kmをバビュンと飛ばして秋田市へ!ガマさんの「比内地鶏が食べたい」リクエストに乗っかって…
秋田名物の比内地鶏の親子丼!

日本三大鶏にも選ばれているだけあって、肉も卵も絶品でしかなかった。しっかりとした肉とふんわり卵のコラボレーション…もう良さしかないです。

宿へ。


北海道のローカルコンビニ「セイコーマートのラスク」、「六花亭のホワイトチョコ」をいただいた!!

実は北海道へ行ったことのないわたくし。初めてのセイコーマートの味だが…はい、うんまい!疑うことなく、めちゃウマです!!小麦から違うんだろうか…シンプルなラスクなのに、ここまでうまいとは。

ホワイトチョコも完全に優勝でした。チョコとは異次元の食べ物でした。

奥入瀬ビールと、北海道土産をつまみに、


みんなでだらだら過ごして夜が更けていった。

ほんとに楽しい一日だった。これがあとも4日も続くんだから…最高すぎる…。

つづく