「ちょっと走りに行きませんか?」
そう声を掛けてくれたのはS.K.さんだ!(ブログ、Twitter)
いろんな遊びをともににしてくださる貴重な自転車乗りさん!これまで標高1500mヒルクライムしたり、250kmゆるふわライドしたり、雪グラベルライドをしたり、もうお世話になりっぱなし。
今回の旅の舞台は「三陸」だ。東北の海岸線を走ろう!
…というのも、ぼくが引っ越しで山形を離れてしまうからだ。「最後に東北の楽しいライドを一緒にやりましょう!」と誘ってもらった。ありがてぇ…!
1日目 海岸線の景色を楽しむ
当日、石巻駅。
仙台に住むS.K.さんは自走で60km走ってきた!平地は基本40km/h巡行だったらしい…強すぎませんかね?
ゆったり走りましょう、と話して牡鹿半島へ向かう。
平地40km/hペースで突き進むS.K.さん強すぎワロタ。
このツーリングの目的は「ゆるフォトライド」だ。S.K.さんがさっとポイントを見つけてくれる。
S.K.さん「この高低差いいですね」
ふふふ…ホントにいい写真が撮れてしまう…!
入り組んだ湾だからこんな面白い構図になる。
三陸はリアス式海岸だ。山がそのまま海に沈んだような地形になる。
海岸線はずっと森の道が続く。
たまに海と相対する道に出られる。うっひょい!!
ずっと海を隠して、いいところで見せてくれる道とか…これがチラリズムですか?
ここでも撮影会が開催される!S.K.さんもぼくも一眼レフを持っているので、お互いに撮り合うのが楽しい…!
S.K.さんの体格が良すぎる問題。
そして、この旅一番の写真がこちら↓
決まった、これは決まった!!カッコイイぞ…!
ちょっと自転車のお話とか、いろいろ
そうだ、自転車紹介もしておこう。
S.K.さんバイク。BombTrackのHookだ!
ここで感づいた方は、かなり観察力があると思う。そう、彼が乗っているのはロードバイクではなく、グラベルロードバイクなのだ。林道などの未舗装路を走るためのバイク。全ルートが舗装路の今回のツーリングに持ち込んでいるあたり、S.K.さんの変態性がうかがい知れる。
タイヤはオンロード用のGP5000に換装して、ロードバイクに寄せたセッティングにしている。
舗装路では走りにくいだろうに、ロードバイクと遜色ない走りを見せてくれる。S.K.さんの脚力を人間スケールで計ろうとするのが間違いなのかもしれない。
ちょっと乗せてもらったけど、「ロードバイク寄りなグラベルロードバイク」といったフィーリングを感じた。車高が高くてもダンシングにもっさり感がなく気持ちいい。踏み込んだときのたわみも大きく感じない。そして何よりも「進む」。踏んだ分だけ進むから、乗っていてすごく楽しいバイクだ。
ちなみに、これがりっけいバイク。
マイ バイク イズ カッコイイ!(自己満足)
行程距離が100kmちょいというなんとも「ゆるい」ツーリングだ。信号なんてめったにないから、思ったよりも速いペースで進んでしまう。
走っているときもS.K.さんとの会話が止まらない。好きな景色の話だったり、自転車の乗り方だったり、地形の話だったり…これぞ旅だ。
焦らず自分たちのペースで走れるのが気持ちいい…。
ゆる旅だからね、好きなように走るのが一番だ。
この日のゴール地点の気仙沼市に到着!陽が沈む前についてしまうとは…!いつもの旅ではなかなかない珍事だ。
僕の要望で「気仙沼のフカヒレ」を食べにお店へGO。
フカヒレ丼きた~!!フカヒレなんて人生でほとんど食べたことがないぞ!いざ、いただきま~す!
…!? あ、味がない??
フカヒレそのものに味がないのか…ちょっとカルチャーショック。ただ口の中で、ほどけていく食感が楽しい。餡掛けの味付けがおいしくて、一気に食べてしまった。
これは”ほや”。東北の名物。磯の臭みで好みが分かれるものらしいけど、実は食べたことがなかった。S.K.さんは好きらしい。
誰か食べられる人がいないとなかなか注文できない逸品だが…口に運んでみると、う、うまい!!磯の臭みはほのかに香るぐらい。うん、うまいな。
その後は天ぷら盛り合わせをS.K.さんとシェアしながら、楽しい晩餐を過ごすのであった。が、ご飯を食べた後にスーパーへ寄ってから宿へ…
カロリー祭りじゃぁあああ!!!
深夜に食べるジャンクフードのうまいことよ!!自転車乗りの食欲はこうでもしないと収まらないものだ。S.K.さんと笑いながら雑談して、眠りにつくのだった。(いつも笑ってる気がするけど、何の話をしたかいつも覚えていない。あぁ、ブログに載せられずもったいないなぁ)
2日目トラブル発生
ぼくのロードバイクにはスラム Red e-Tapが搭載されているのだが、これが問題だった。
…というのも、これ充電式の変速機なんだけど、充電がほとんど残っていなかった!
Oh, My God…。前後のディレイラーの電池は互換性あるが、どちらも赤点滅状態というね。いつ電池が切れるか分からない状態。
S.K.さんといろいろ相談して、なるべく電車でエスケープできる道を通ろうと、結論が出た。
いまいる気仙沼から大島へ渡り、その後は内陸へ走って一関市まで行こうと。あとは電車で帰ってこればいい。
ぼくは電池消耗の対策でなるべく、ギアチェンジをしないように固定ギアにして走る。S.K.さんは面白がって「じゃあ、ぼくもギア縛りで走りますわ~」なんて言って、ギア比3.1以上で走ることとなった。(このギア比のヤバさが分かる人はかなりの自転車オタクですね)
ますは大島へ。2年前に架かった300mの橋を渡るだけで、島へ行けてしまう。
ここからは写真メインで伝えていこう。
ここからは内陸ゾーンへ。
のんびり走って一関市へゴール!
2日間で約250km。山も海もキレイでたっぷり撮影できて楽しかった!!三陸はおいしいものもあるし、景色もきれいなのでぜひ来てもらいたい場所だ。ツールド東北にも選ばれているコースだし。本当に走るのに楽しいところだ。
ちょっと文字入れて…
ポスターっぽいもの作っても映える!
S.K.さん今回も遊んでくれてありがとうございましたー!
S.K.さんのブログにもこの旅の様子がまとめられているよ!こちらからどうぞ~!
おわり。