さぁ、データから8号線キャノボを振り返ろう!!
この“R8キャノボ編”をまとめてるよ!
①準備編
②前編
③後編
④振り返り←イマココ
550km走るはずが、結局300kmだけというね( ゚Д゚)
ま、それでもトラブル込みで13時間!!これで充分だ!
この記事では、ファストロングライドができた背景を紹介していこう。みなさんのロングライドの一助になれば嬉しいね!
さあ、いってみよーー!
ペース配分
まずはこのグラフを見てほしい。
・青の棒グラフが「区間時速」で1時間で何km進めたのかを表している。
・緑は「理想時速」で、目標ペース23.3km/hを示している。
・赤は「トータル距離」で右縦軸。
かるく振り返ろう。
0~4時間:かなり好調。交通量が少ないのと、追い風に助けられた。こまめにストレッチをしていたのも吉。
6時間目:パンク発生。修理に12分ほど費やした。コンビニ休憩を取りながらも25.3km/hまで回復。
8時間目:「難所の親不知」でペースダウン。
10, 11時間目:富山県の信号ペースで約22km/h。回復区間として身体を休める。
12時間目:2度目のパンク。手間取り約15分のロス。
中間地点275kmで11:43経過だったが、280kmで12:10経過に。最後は300kmまで走って13時間でフィニッシュ。
今回の敗因は機材トラブルで間違いない。ペースは終始好調で、停車は『買い物目的』だけだった。走行中や信号待ちでの休憩方法を身に着けていたので、休憩目的の停車がなかったことが大きい。ぼくは決して速く走れるタイプではないけど、一定ペース&ノンストップ走法はできるタイプだ。強みを生かして淡々と走れれば、問題はない。あとは500kmオーバーでもペースダウンしないよう、手を打てられればいいけど。ま、その辺は精神力の世界。頑張るっきゃない。
カロリー
これは簡単。1時間に300kcalを取れればいい。
ブラックサンダー、スニッカーズ(ミニ)それぞれ100kcal/1個なのだ。ぼくはこれを1時間に3つ食べるようにしていた。口が甘ったるくなれば、ちくわをもぐもぐ。さっぱりするし、タンパク質もとれる。ビタミンはオレンジジュースから摂取したかったけど、入手性困難、口のべたつきUpなので今回はパス。代わりにウィダーインゼリーで補給。水は適宜。
正直、人によって食べるものや必要カロリーは変わってくる。何度も試してしっくりくるのを見つけるのが一番いいと思う。
一般的にキャノボ強度では、7,200kcal必要と言われているので、それぐらいを目安にするのがGood。それと人体の構造上、1日に5000kcal以上摂取するのはかなり難しいので、なにか対策を考えておくべきかもしれない。(流動性の食べ物にするとか、いっそ食べないとか。7号線キャノボのときにはラスト6時間はほとんど食べていなかった)
気温と天候
キャノボのような一昼夜を超える場合は、気温問題がついてまわる。
春:5月下旬~6月下旬
秋:10月中
モチロン場所によって変わるけど、これぐらいの時期がちょうどいい。大事なのは「昼が暑くない」シーズンを選ぶこと。夜の寒さは防寒着を整えれば対処はできる。しかし暑さは対処がしにくい。水分量が必要で買い物の回数が増えてしまう。ボトルの中身を計算しながら走りたくはない、ってのがぼくの感覚。今回の8号線キャノボを10/20にしたのも、これが理由の1つ。
あとは風をいかに読み切るか。もうこれが最重要項目。全行程が追い風ってことはなかなかないけど、行程の8割が追い風だともう素晴らしいね。斜めから吹く追い風でもかなり助けられる。逆に向かい風は万死を意味するので、無理に特攻せずにチマチマ走るか諦めるのがベター。
おすすめの風予報サイトを紹介しておこう。
なかなか精度よく、風/雨/気温を予報してくれるサイト。ブックマークしておこう!
まとめ
ファストロングライドはシンドイ!!
けど、むっちゃくちゃたのしい!!
「自分の限界を試す」ただそれだけ。
24時間以内に500km以上を走る。
そのためには万全な準備と、確かな走力が求められる。
自分にはどんな能力があるのか、走る道にはどんな特徴があるのか、長時間を走ると身体がどう疲れるのか。などなど考える過程には、一種のRPGゲームのような楽しさがある。
経験値を積んで、能力を伸ばして、スキルを磨き、新しい武器も使いこなしていく。この成長がたまらなく面白い。
こんな極端なチャレンジである必要は全くないけど、少しだけ背伸びをしてみるのもいいものなんだ。
少しずつ可能性を広げていくって楽しい。
挑戦することに価値がある。
さあて、次はどんなことに挑戦してみようかな!!
おわり。