冬のアワイチで大騒ぎ

アワイチ

2018年2月4日

アワイチして来た(*゚▽゚*)

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天候にイジメられ、伴走者のハイペースに死にそうになりながら…。

想像を超える楽しさを堪能してきた。

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淡路島を一周、150km。

関西ローディーのサイクリングコースだ。ただ冬に走るとドMコースに変貌することを後々体感することになる笑

今回一緒に走るのは友達のさとるくん(Twitter ID : @rikusato37)。

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「妖怪ペダル回し」「脳筋野郎」と自嘲するパワー系チャリ乗り٩( ‘ω’ )و

筋力と気合いでどんなコースでもねじ伏せてしまうし、落車で骨折しても元気に走り続ける変人。でも、はりちゅうレースで優勝するほどの実力者なのだ(´∀`) さすがは妖怪ペダル回し。

ちなみに、ぼくはタイムアタックして勝てたことがない…(;´д`)妖怪ペダル回しは平坦もヒルクライムもメチャメチャ速い。

今回のアワイチ、ぼくはついていけるかな…(フラグ)。

当日。

朝5時に家を出る。

明石駅までの電車内で、

フォロワーさんから

「寒すぎてアワイチ途中で諦めた」

と情報をいただく。

「最大の防寒対策で来たからきっと大丈夫だ。まさか淡路島で雪なんて降るわけないし」

と思っていました(フラグ)。

明石駅でさとるくんと合流。さきにフェリーの切符を買っておいてくれる好プレーしてくれてありがたい(  ˙༥˙  ) フェリーまでの時間ギリギリだったからね。

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ロード界では有名なフェリー乗り場。

フェリーのおっちゃんに声をかけられる。

おっちゃん「今から出る船は小型船だから、波が入っちゃって自転車濡れちゃうよ」

ぼく「あらら、そうなんですか?どうしましょ?」

おっちゃん「ん?2人だけか?? それなら特別に客室に入れてあげるよ」

ぼく&さとるくん「ありがとうございます!!」

おっちゃんには圧倒的感謝をして、中に入れてもらった。

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海水に晒さずに済んだ。ありがたい。

このクソ寒い時にアワイチする人が少ないおかげか、ラッキーだった。

スタート地点の「道の駅あわじ」

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パシャリ。

8時30分アワイチスタート!!

快調に走り始めた。アワイチは景色が本当に素晴らしい。海沿いをずーと走れるわりにしっかり山の中も走れてなかなか飽きさせない。

山の上から見る綺麗な水平線を楽しみに走る。

しかし、進行方向が南西になると…逆風が吹いて来た…!!

海沿いは遮蔽物が一切ないので風は弱まらずにそのままぶつかってくる。うひーー、これは大変だぞ。

さとるくんに前を走ってもらう。

「さとるくんが風よけになって、少しは楽に走れるだろう」と思っていたが、全然楽じゃない(;´д`)

なぜなら、さとるくんは逆風の中を30km/hペースで走っていたから。バケモノかな。

千切られないように、なんとか30km/hで走る。

しかしここで、

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雪が降りだした( ゚Д゚)

なんでだ!瀬戸内気候でも雪降るのかよ!

ふたりで雪に文句を言いながら走る。

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本格的に降り出して来た(((( ゚Д゚))))

しかも山の手前で。

「雪の中をこのスピードで走れるなんてスキーみたいで二度おいしい」

と、さとるくんが言いだしたときには、頭は大丈夫かな、と疑ってしまった。

立ち止まっていても仕方ないので、雪の中をヒルクライム!!凍結がないかを確認しながらゆっくり登っていく。こんなところで落車したら立ち往生してしまう。安全第一!

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ダウンヒルもかなりかなり気を使いながら下る。雪の中のダウンヒル寒すぎる(´Д`||)

「よかった、凍結はなかった」

とふたりで言い合っていると突然。

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晴れてきた〜〜!

なんなんだ(´ᴖωᴖ`)

山登りのタイミングでめちゃ降ったのに、降りた瞬間に晴れたよ!嬉しいけど気持ちは複雑だよ!!笑

まあ晴れたので良しとしよう。

雪問題が解決された。

しかし、ここで爆風がぼくたちを襲う。

西からの風が9m/s(32.4km/h)で吹き付けてくる。

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ちょうど進行方向から風が吹いてくるのだ。

これには困った。
さとるくんと2人でローテーションを組み、2分刻みでぐるぐる交代する。
(;゚Д゚)アバババババ

まともに呼吸も整わずに無理矢理20-25km/hで走る。このスピードでは、風が55km/hでぶつかってくることになる。

ペースを落とすことなく何とか2つ目の山へ到着する。

ふぃ〜〜もうクタクタだよ( ´゚ω゚)

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ヒルクライム途中で、思わず休憩。

さすがにさとるくんもかなり疲弊している。もっとペース落とすべきだったなあ、と反省。

休憩し体力を少し回復させ、さあヒルクライム!!

タンタンタンといつものリズムで登っていく。

「ぼくは無理なんで先に行ってください」と、さとるくん。

さとるくん相手にヒルクライムで初めて勝てた。けど、あんまり嬉しくない(;・д・)

さとるくんはめちゃくちゃ悔しがっていたけどね笑

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山の上からの景色が大好きすぎる。

お昼休憩を「道の駅福良」で取ることに。

おっひる〜(´∀`)

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カツカレー。

「う、うまい〜〜」と声が漏れてしまう。

寒くて厳しい逆風で体力が根こそぎ持っていかれた後に食べるカレーはうまみの極みだ。

「空腹は最大のスパイス(ただしドMライド後なら麻薬にもなる)」

と格言に一言追加しておきたい。

最高の昼ご飯を済ませた後は、前々からやりたかったホイール交換。

ぼくの持つ‪Dura-Ace‬ホイールと、さとるくんのMAVICキシリウムエリートホイールとを交換してみた。

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びふぉー

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あふたー

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キリエリの赤ニップルカッコええ。

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ハブも赤いぞ。

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うむ、チャラいホイールだ!(大喜び)

いざ、走り出してみると。

お、いい!!

安定して走れるぞ。左右に振れにくいし、踏んだ分だけシュバシュバ走れる!

MAVIC=リムがいい

みたいなイメージを持つが、本当にリムが硬く綺麗な円で作られていることを感じる(気がする)。

持っている‪Dura-Ace‬ホイールより好きかも…と思うのも束の間…

山が…お、重たいぞホイール。

疲労しているはずのさとるくんに山で置いて行かれる。゚(゚´Д`゚)゚。

鳴門海峡大橋を見に行くためになんとか山を越える。

ここで、悲しい事件が…。

ぼく(´-`).。oO(あ、この景色いいな。写真撮ろ)

…ゴソゴソ…ツルッ、パリーーン………

iPhone大破。

画面には緑と紫の線しか映らなくなった/(^o^)\ナンテコッタイ

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撮りたかった景色。

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画面大破のiPhone。

壮大な景色とミスマッチしてて笑うしかなかった。

これでTwitterでのライド実況も、写真撮影も封じられてしまった(;´∀︎`)・・ァハハハ

これからはさとるくんに撮影係をお任せすることに。

鳴門海峡大橋から移動し山間部を抜けると…

追い風きたああああ!!

やった!ついに追い風だ!!ここまでずっと雪&逆風にイジメ尽くされたから、この追い風は嬉しい限り✌︎(‘ω’✌︎ )

テンションアゲアゲで30-35km/hでぶん回す。

妖怪ペダル回しも元気だ。前半の疲れなんて忘れてペダル回しに熱中している。ただ元気良すぎる。

彼の後ろに付いて走っているのに

ぼく「ごめん、速すぎる!あと2,3km/h落として欲しいー」

さとるくん「はいはいー」

というやりとりが3回はあった。

妖怪ペダル回しの体力は無尽蔵だ。

途中に寄り道する。

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大好きなスポットでパシャリ。

本当はここで夕日バックに撮りたかったが、後半のペースが早すぎたから全然夕日じゃなかった。

ラスト15km!妖怪ペダル回しは全くスピードを緩めない。バシバシ飛ばしていく。速すぎてついていくのがギリギリ。

しかし、ぼくも負けじと先頭で30km/hペースで走る。キツイぞ!けど頑張る!

橋が見えた!

もう少しだああああああ!!

あああ!!!

最後の力を振り絞る!!

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ゴーーール!!

ゴールできた瞬間には、さとるくんと力一杯にハイタッチをした。

なんだか嬉しくて誇らしくて、すごく気持ちよかった。

最後にはご飯と温泉がある松帆の郷へ!

しかし松帆の郷までは斜度12%の400mヒルクライムをしなければならない!!

ここの坂は疲れた身体にはキッツイ。

以前さとるくんは

「なんで上に温泉あんねん!そっちが降りてこいやぁ!」

とキレたそうな。

妖怪をキレさせるハードな坂だ。

ふたりでヒーヒー言いながら登る。「しんどいしんどい」しか言えなかった。ここでも頑張ってしまう。

しかし坂の上から見る景色はハンパない。

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夕日に照らされる明石の街と明石海峡大橋。

美しすぎる…。

空とのコントラストが綺麗で心が洗われる。

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感動するワタクシ。

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背中がかっこいいさとるくん。

この5分後には薄暗くなってしまったので、最高のタイミングで見られた。運が良かった。

ご飯‹‹( ๑´ω`)/››~♪︎

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つけ麺と鯛丼でカロリー倍プッシュ!

ご飯の後には、温泉にも入って1日頑張った身体を癒す。

雪と寒さと逆風にイジメられ、妖怪ペダル回しの引きに食らいついた。

いつものソロライドじゃあり得ないペースで走れたし楽しかった!!

次にアワイチするときにはもっと平和なペースで走りたいなあ(‘∀︎’*)

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おわり。