とても楽しくて、感動がいっぱいのツーリングだった(*´∀`*)
冬でも和歌山の紀伊半島は素晴らしいってことがよく分かった。
本州最南端にゴールできたので、そこまでの様子を書いてみる(/*´∀︎`)o
朝。
6時に勝手に目が覚めた。
昨日の疲れが残っていない。
身体は調子が良さそうだ。
激しいアップダウンを走るので、身体が元気なのが嬉しい(´∀`*)
自転車にまたがり、乗り始めても快調ペースだ。
今日も寒波さんのおかげで、ものすごい追い風が吹いている。
ペダルを踏む脚を止めても、全然減速しない。ちょっとした坂道でもそのまま登れてしまう。
追い風効果とDura-Aceホイールの恩恵だろう。高性能な機材に助けられるツーリングになりそうだ。
1つめの目的地は白浜。
美味しいお魚とキレイな景色が見れるという情報を得たから行ってみることに。
しかーし、
白浜の風の強さは半端じゃ無い!
寒波さんの強風と、白浜独特の強烈な海風で揉みくちゃにされる。
風向きなんてあったものじゃない。時間と場所が少しでも変われば、風向きはバンバン変わる。天気予報では風速11m/s(39.6km/h)らしいが、それも納得できる。
そんな中、着いたのがここ!
とれとれ市場ヾ(*’▽︎’*)/
和歌山県民みんなが来るスポット。これでもかと魚が売られている。
僕はこれを食べに来た!
ハマチの刺身と鯛の煮付け∑︎d(*゚∀゚︎*)
もう、美味しいったらありゃしない…!
ハマチの刺身は、ぷりんぷりんで美味しい!身がよく詰まっている( ˙༥˙ ) 瀬戸内海のお魚に似てる気もするなあ。
鯛のおかしら煮付けは、よ〜くお味が染みてて美味しい(*゚∀゚*) ほろほろと崩れる身が良い。
寒い風の中を走ってきた甲斐があったもんだ。
ただあまりにも身体が冷えているので温泉へ。
白浜温泉!
26日は風呂の日で、750円→550円で入れることに。ラッキー( ・ㅂ・)و
ここの露天風呂からの景色が素晴らしかった。
白浜から紀伊半島がずーっと見える。
今日走ってきた道が一望できるので、なんだか誇らしくなる∑︎(*゚∀゚︎*)
ここはオススメのお風呂ですよ。
あと筋肉のアイシングとして、水風呂にも入るよ!
温泉を満喫して、外へ出ると気になる看板が…。
三段壁?千畳敷?
なにやら面白そうな場所だ…。
行ってみよう!
途中に白良浜(しららはま)という看板を見つけたので、そちらに向かってみる。
なんじゃこれ!
めちゃキレイ!
真っ白な砂浜。青い空と海。
ここは南国だ(´∀`*)
ただバカみたいに風が強い。
風に巻き上げられた砂がビシビシ当たって来る。「ひぇー、イタタタ」と悲鳴をあげるが、風切り音で自分の声さえ聞こえない。
白良浜は恐ろしいところだ。痛みに耐えないと、美しい浜辺を見せてくれないとは…。
以前聞いたことだが、白浜の砂は海外から輸入しているらしい。が、それも納得。この風で砂全部が吹き飛んでいってしまうからね…(´Д`||)
やはり風強い。
白良浜からすぐに千畳敷が…!
うおおお、いいね、いいね!
波に削られた岩々が美しい。荒れた海だから、こんなにキレイな景色を生み出せたのだろう。良いものをみれた(*´ω`*)
次は三段壁。
これもまたいい景観だ。
真っ直ぐ切られたような岩が素晴らしい。いまも海はこの岩を削り続けていると思うと感慨深い。歴史に立ち会っている感覚になる。
ほんとに自転車はフットワーク軽く移動できて楽しい。ふらふらと気が向く方へ行けるのだ。
今回も白浜へなんとなく来たけど、価値ある場所だった。
ぼくは和歌山の海岸線が大好きで、何度も立ち止まってしまう。
雪も止んで晴れてきた。海は輝き出す。
景色にテンションを上げ、走っていた。
すると、工事中らしくトンネル内は片道通行らしい。
工事のお姉さんから声をかけられる。
お姉さん「悪いけど、ちょっと速めに通ってくれる?」
ぼく「いいですよー」
お姉さん「後ろから車が来ないように止めておくから」
ぼく「分かりました!飛ばしていきます!」
つまり、前からも後ろからも車が来ない状態でトンネルを通れるのだヾ(*>∀︎<)ノ゙うおおお、これはオモシロイ!
ひとりトンネルスプリントが始まった。
1000mのトンネルを駆けていくのは気持ちいいいい!!
トンネル内の作業員さんにも応援されている感覚に陥り、さらにペダルを回す回す!
ゴーール!トンネル抜けた〜!
ツールドフランスでゴールしたように清々しい気分だ。ふおおおお!
…
このあと3km先にも同じ工事があり、
またトンネルスプリントをして疲労困憊になりました…(ノ∀︎;`)アホかな。
「紀伊半島は山岳ステージなのに、トンネルスプリントなんてバカなことするんじゃなかった」と後から後悔する。
さらに進んで行くと
どん
どどん
きた!紀伊半島のアップダウンコース!
謎に一旦下って、すぐに登るやつだ。
この理不尽さがたまらない…!
「もう勘弁してくれ、坂を無くしてくれ」と頼んだところで、無慈悲に延々と続く坂。
これが大好きだ!(ドM思考
本州最南端のまち串本町から50km圏内には坂しかないのだ。
だがこれでいい。これを求めてやって来たのだから。
けど苦労した分だけ、きっちり綺麗な景色を見せてくれるのが、紀伊半島のイイトコロ。
くぅ〜〜たのしいっ!!
脳内物質ドバドバで登りと下りを繰り返す。
平坦なんて無いけど気にしない。
すこし疲れを始めた時には、機材に助けてもらってる感覚を覚える。
登りで踏み込めないときに、ギアを落としゆっくり登ればツラくないのだ。たいして減速もしないし負荷もかからない。らく〜に登れるのだ。
今回はヒルクライム用アセンブリにしていて本当よかった。
おお、あれは本州最南端の半島だ。
もうここまで来れたの?って思ってしまう。きっと頭がおかしくなっている。
半島へとハンドルを切り、最後の坂をガシガシ登る。途中にいい景色が…。
珍しい地形!
細いところに家が密集している。
この地形は実は、
このくびれた地形なのだ!
地図を上から見下ろせた感覚で楽しい。このくびれた地形ってなんかエロいね(^q^)
おおおお、奥には灯台が見える。もう少しで最南端だ。
以前にこの灯台に来たことがあって、灯台から見る景色が格別に素晴らしかったんだ。
今回も灯台から見れると思うとワクワクする。
Oh…閉まってる…。
16時までの営業らしく、間に合わず…。
くぅー、惜しいことをした。
ここで諦めきれないぼくは奥の道へ進んでみる。
鯨山見?なんだこれ、いってみよ。
おお、いい!太陽も岩も!きれいなあ!
昔ここで鯨漁が行われていたそうな。ここの鯨山見という山から鯨を見つけ、この入り組んだ入江へと追い込み漁をしたそうな。すごい。
さあラストスパート!
太陽が落ちる前に最南端地点へと向かう!
なんとか間に合え、と急ぎながらひた走る。
アップダウンを越えようやく…
うおおおお、本州最南端にとうちゃああく!
着いたああああヾ(*’▽︎’*)/
空も雲も美しい!やった!
あぁ、来てしまった(*´∀`*)
ものすごく充実感を得てしまう。
頑張ってよかった…よくやったよ…。
ただ自分を褒めることしかできない。
本州最南端から見る夕陽は格別だ。
ひとりで感慨にふけっていると、おじさんに声をかけられた。
おじさん「え、自転車で来たのか?すごいな〜。今日ほど寒い日はなかなか無いよ」
ぼく「はい、頑張って来ました」
おじさん「今朝は、墓の花さしの水が凍ってたんだよ。13年ここに住んでるけどこんなことはなかった」
ぼく「…ははは」
どうやらぼくは過去13年間で一番寒い日に来てしまったようだ(゚∀゚︎)・∵︎. ははは。
今日のツーリングは、今まで一番感動が多かった。
なんとか天気に恵まれ、知らない人に元気をもらって、すごく楽しめた。
ツイッターでも色んな応援をもらえて嬉しかったし励みになった。
最高のライドだったなあ。
疲れてすぐに寝てしまった。
3日目はここからどうぞ(‘∀︎’*)