【ラブライブ】9周年ライブに参加したら感動だらけだった話【レポ】

オタク

『あ、チケット当たった…』

その瞬間は突然やってきた…

ラブライブのライブチケットが当たったぁあああ!!

ネット予約でギリギリで手に入れることが出来た。販売開始から3分で完売していたのには笑った。みんな本気すぎる…!!

さあ、この記事では『ラブライブシリーズのライブ』について書いていくよ。ラブライブを知らない人にもわかるよう書いた!ライブ雰囲気だけでも楽しんでもらえば嬉しい!

Qそもそもラブライブってなんだっけ?
A深いオタク沼なんだよ(遠くを見る目)

スマホゲームで人気になり、アニメ、映画、グッズと展開されてる。ファンをことごとく熱狂させる沼コンテンツ。まあ僕も引きずりこまれた1人なんだけどね…。あの世界を一度知るとハマってしまう。

さあ、今回のライブをさらっと紹介しよう!!


今回は9周年記念の一大イベント。

もう長寿コンテンツと化してきたラブライブ。今年で9周年…この『9』という数字にも、オタク心をくすぐられるんですよ。ラブライブと『9』には深い関係があってね…。というのもメンバーが『9人』で構成されていて、『9人』の間にドラマがあるんです。9人だから成し遂げられたストーリーがいっぱいあるんです…!!

この9年間に、第三世代までが生まれた。


はじまりの第一世代『μ’s(ミューズ)』


繋いできた第二世代『Aqours(アクア)』。


これから始まる第三世代『虹ヶ咲』。

各世代が9人ずつで計27人!多いな…!!

そこにAqoursのライバル『Saint Snow (セイントスノー)』の2人が加わり、合計29人。今回の9周年ライブはなんと!この29人で行われるんですよ!!!!

とんでもない贅沢だ…!!!なにそれ意味わかんない!!

新旧の世代を超えて全員集合するとは、想像しただけで震える。。。

歴史が変わる瞬間に立ち会えるのだ!ハラショー!!

そして、ライブで歌うのは声優さんたち。

アニメに挿入される曲を歌っているのも声優さんたち。いままでのライブ映像を見ても、彼女らは素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれる。アイドル声優だと揶揄されることもあるけど、実力はきっちりあると思う。アイドル性を求められ続けられて、応え続けてきた結果がいまのパフォーマンスなんだろう。全員が素晴らしい声優さんだと思う。

アニソンライブ界隈でも最大勢力のラブライブ…。その過去最大規模のライブ…いったいどれだけのライブになることか!!たのしみだ!!!

さて冒頭へ戻ろう。
チケット当選したのは、ライブ前日だったのだ。もう24時間後にはライブは始まっている…!!飛び込みチケットをギリギリで発売する運営さん、無茶やりますね…!!!

ということで、週末の予定を変更してぼくは急遽東京へ!!

さて当日の朝、東京入り。

今回はさとるくんも来ている(お互いの家は大阪と山形なのに、毎月会っているような…?)さとるくんはガチモンのラブライバーなので、4か月前からチケットをゲットしていた。

あとTwitter繋がりで賢じいさん(Twitterアカウント)とお会いして、ランチだけのオフ会を!

贅の限りを尽くしたビュッフェを美味しく頂いてきました…!

共通の自転車趣味で延々と話が弾む。またいっしょに走りにいきましょうね!

すっかりエネルギーを充填したところで、賢じいさんとはお別れ。

ここからさとるくんと2人でさいたまスーパーアリーナへ向かう。今回は3万人が動員されているそうな。。。すごい規模だ。


とんでない人だかりだ!!

みんな高揚した足取りで、湯気だっている。キャラパーカーやタオルを身にまとい、嬉しそうな表情をしている。むふふ、テンションあがるねー!!なかには特攻服に推しキャラの名前を刺繍している剛の者がいてビックリした。愛が深すぎるんじゃあ。

とは思いつつも、ぼくもキャラジャージを着ていてた。

観賞用で買ったサイクルジャージ。

まさか袖を通すことになるとは思わなかった。う~む、梨子ちゃんかわいいよ。。。

さとるくんとは席が別々なので、ソロで入場。
実はラブライブのライブには初参加のわたくし。ドキドキもんである。初陣としてはあまりにも豪華すぎるライブだ。

(ここから先はライブのネタバレになりますので、要注意でっせ!!)

開演まで時間があるので、通路をぶらぶら歩く。
ふぁお!

かわいいんじゃー!

贈呈品が並べられている!!テンション上がる!!お花やイラストが数え切れないぐらい陳列されていた。色んな人からの激励コメントを読むのもおもしろい。おたくホイホイすぎる。

さて、開演10分前。
会場にBGMが流れ始める。

ワァアアアアア
と沸き立つファンたち。これから始まる期待感で胸がいっぱいになる。これから一体どんな景色を見せてくれるのか、どんな体験ができるのか…。会場の空気がぼくを飲み込んでいく。

フッと、照明が落とされた…。

暗転…静寂。

一瞬の暗闇にだれもが息を飲んでいた。

ターンタタンタン♪

ぐぅうわぁあああああ!!!!!
と歓声の中、みんなが跳ねた!!!!!!

アタマの一小節、それを聴いた瞬間にぼくも飛んだ!

ふぁああああ!!!新曲の『未体験HORIZON』だぁあああああああ!!!!

歌い出しの瞬間、静まる歓声。

新しくなれ〜♬︎動きだしたミライ〜♬︎

どがぁああああん!!ボルテージは急上昇!!!スーパーアリーナが潰れるほどの熱狂ぶりだ!!!!

ファンが溜めに溜めてきたエネルギー。それが大爆発している!!『きんちゃーーーん』と声優さんを呼びかける人、サイリウム(光る棒)を懸命に振る人、コールをし続ける人。みんなぶっ倒れる覚悟だ!!!

アニメ映像と同じ衣装をきて、同じ振り付けて踊り歌う声優さんたち。ホンモノだ…。彼女らはホンモノだ。アニメ映像とシンクロするパフォーマンス。なにこれ、この世のものなのか。美しすぎる…。

ジーーーンと感動していると、曲が終わった。

素晴らしいライブに立ち会えたものだ。ビリビリそう感じてた。

この曲を歌ったのは、第二世代『Aqours』。現在バリバリ活躍中なので、トップバッターとしては完璧な仕上がりだった!!!

お次は第三世代『虹ヶ咲』。先月に初ライブをしたばかりで、みんな緊張している様子。

9人全員で代表曲『TOKIMEKI Runners』を披露する。みんな可愛くて一生懸命で、微笑ましい…。元気いっぱいに歌ってくれる姿にすごく癒された…。

ここで、自己紹介タイム。9人それぞれのコール&レスポンスだ!ファンが叫び倒すタイムだ!!(ぼくはレスポンスを全然覚えてないので、テキトーに合わせてた)

声優さんの声を聞いてハッとする。
『あれ、全然キャラと声が違う……』
そりゃ当たり前なのかもしれないけど、この違和感はすごく大きかった。表情、所作、声はキャラそのままだが、普通に話すと普通の人なのだ。魔法が解けた瞬間だ…!!

もちろん歌う時はキャラの声で歌っている。なんてこったい!!!歌うますぎる!!!なんという魅力を持っているんだろうか!!!!惚れてまうやろ!!!!

この『虹ヶ咲』たちがライブ2回目だと!これからの成長が楽しみで仕方ない!!ぜひとも伸びて欲しい!!!

このあとは『虹ヶ咲』ソロ曲タイムだ。

まだライブに慣れていないのにたった1人で歌う声優さん。3万人に向けて歌う。いや、世界同時配信されているから、その倍以上の数だろう。

スクリーンにアップされる手が震えている。きっとたくさんの練習をしてここに臨んでいるんだろう。たくさんの人に期待をされてながら、自分自身を励ましてステージに立っているのだ。

そんな姿を見るだけで目が潤む。大きな大きな舞台で歌い続けるその姿に、強い意志を感じた。きっと負けない、きっと立ち止まらない。そんな気持ちがストレートに伝わってきた。

ファンのみんなも受け入れている様子だ。新しい世代のメンバーを歓迎し、拍手し、声をかけている。

世代交代を意味する今回のライブ。ファン側の拒否反応が起きるわけでもなく、受け止めている雰囲気に包まれていた。彼女らはきっと嬉しく思ったことだろう。

それにしてもラブライブ、素晴らしいシステムだ。声優さんをアイドルに仕立て上げる運営サイドが素晴らしい。

世代が変わろうともファンを魅了し続ける。

なぜそんなことが出来るのか…ライブを観察していると理由が見えてきた。

①気配り
これがズバ抜けている。ファンのみんなと公平に接しようとする意識がビシビシ伝わる。自己紹介タイムでは、ライブステージ裏の席にまで声をかけてくれている。とある声優さんはわざわざステージ裏の席まで走りに行っていた。もちろん同時配信先にもカメラ目線でメッセージを送っていた。「どこで見ていようが、ファンはファンである」という意識が根付いている。

②サプライズ
「みんなを喜ばせる」ことにかなり注力されている。とくに第一世代μ’sの活動再開だ。4年前に活動終了したμ’s。大々的にファイナルライブを打ち、大成功している。とくに古参ファンの間ではμ’sが大人気で、復活を望む声が何年も止まらなかった。その中で突如のライブ公演参加!9年間追いかけているファンには、待ち焦がれたライブであったのは間違いない。後で書くけど、本当にμ’sは盛り上がった。運営さん、粋な取り計らいをしてくれるぜ。

③ファンを受け入れる
ラブライブのような大きなコンテンツになると、ファンも多様化してくる。ずっと昔からの古参層、特定の世代が大好きな層、キャラを愛でる層、曲が大好きな層、オールジャンル全て詳しいガチ層、そして僕のようなライト層。各層に向けての対応が出来てたのには、驚いた。『コール&レスポンス知らなかったら、適当にイエーイ!で合わせてもいいよ!』『私たちAqoursを知らない人ー?』などなど、ライブを好きなように楽しんでいってね、って心遣いを感じられた。「だれだって楽しんでいいんだよ」そう言っているようだった。

もうこんなファンを大事にしてくれる声優さんや運営さんの気遣いを感じる度に『あぁ、ラブライブって物凄いな…。そりゃ、応援されるコンテンツになるはずだなあ』と思った。着実にファンを増やし、受け入れ、みんなで楽しむ。それがラブライブの最大の魅力なのかもしれない。

…と、ライブの話に戻ろうか!

第三世代虹ヶ咲がラストの9人曲を終えて、会場は大いに盛り上がった。お次は第二世代のAqoursのターンだ!!!

このAqoursが1番好きなので、ぼくのテンションはぶち上がる!!!まずはユニット曲から始まった!

ユニットとは、Aqoursの9人を3人3グループにわけたもの!1ユニット3人で曲を披露してくれる!!

そんなユニットのトップバッターは…

CYaRon!(シャロン)だぁあああああ!!!

ええ、ぼくが溺愛して仕方ないユニットですね!明るく可愛いグループなので、曲から元気を貰えるんですよ!

ユニット曲は『元気全開DayDayDay!!』だ!!!ぬっおおおおおお!!もう大好きな曲。いままで何度聞いたか分からない。

歌詞は見なくたって、一句も間違えず歌える。

「今日という一日をどうやって遊ぼうか」がこの曲のテーマである。ワクワクしてくる曲調で乗れる。旅の朝に聴いて、胸を躍らせながら旅を何回もしてきた。ほんとうに思い出深い曲だ。

ライブを聴いていると、自分の思い出にリンクする。『あー、辛い時にはこの曲に助けられたなあ』『聖地のお店でこの曲が流れていたな』なんて郷愁の想いを重ねる。いやはや、素晴らしい曲だ。

次はAZALEA(アゼリア)!

美しいしっとりグループ!声優さんが美人揃いという眼福タイム。こちらも何度も聞いてきた曲を披露してくれるもんだから、無我夢中で飛び跳ねてた。まさか生で聞ける日が来るとは!!!

ラストはGuilty kiss(ギルティキス)!

バリバリのかっこいいグループ!

いままで思いっきり体を動かして聴いていたぼくだが、ここで大きな感銘を受ける。

パフォーマンスを見た瞬間に動けなくなった。『Guilty!? Farewell Party 』という友情について語られている曲だが、声優さんたちの気持ちが痛いほどに伝わってきた。力強い声、真っ直ぐな瞳、高く挙げられた拳、ひとつひとつの動きに想いが乗せられ、僕は熱く高揚した。口に手を当てて棒立ちで観るのができる精一杯だった。

いやあ、興奮した。大好きな声優さんが大好きな曲を歌ってくれる。彼女らの本気に当てられ、ぼくも熱い気持ちに吹き上がった!!

あぁ、もう求めるものは何一つない…。

と思っていた矢先!
Aqoursのライバルグループ!
SAINT SNOW(セイントスノー)の登場だぁあああああ!!!!!うっぎゃあああああああ!!!!!

たった2人のグループなんだけど、勢いがありメッセージがあり熱量が爆発している!!

披露してくれたのは映画で登場した『Believe Again』だぁああああ!!貴重な曲にテンションの針は振り切った!!!!!
うぎゃあああああああ!かっこいいよおおお!!

一度負けたってまた次に向かえばいい、そんなシンプルな答えを教えてくれる曲だ。映画の内容ともシンクロして、興奮が止まらない。脳内がぐっちゃぐちゃ。たまらんねぇえええええ!!!

はぁ…はぁ…はぁ……
もうダメだ。完全にキャパオーバーだ。求めるもの以上の世界をまざまざと見せつけてくれて幸福すぎる。

止まらぬ勢いのまま、Aqours9人曲を連続披露!!!アニメ挿入歌をメインに構成されて、もう発狂してたと思う。

夢、努力、友情…それぞれの曲にはメッセージが込められていて、勇気をもらえる。アニメの内容とも深く関わる世界観で感銘を深くうける。

作詞家の畑亜貴さんと、脚本家の花田十輝さん。二人が紡ぎだした物語の世界へ誘われる。ラブライブを好きでよかった。そして、何度も曲には助けられていたんだと実感した。そっと寄り添うような曲をメロディを最後にAqoursのライブは終わった。

そして最後は第一世代『μ’s』だぁああああ!!会場の空気がいっぺんに変わった。

いままで空気だったものが熱湯に変わった!!会場の熱と密度が急上昇した。吸っているのは気体ではなく、液体のように感じられた。

4年ぶりの復活。

ファンはどれだけ待ち望んだことだろう。

ぼくは1年前からラブライブを見始めた超ライト層。9年以上追っかけている重鎮クラスの猛者の咆哮が、巨大な建物内に響き渡る。

感動のあまり泣き出す人、両手を上げて叫ぶ人、仲間内で興奮して話す人達。

『もうスゴすぎる…これはヤバい…』
『わかる、もう膝から崩れ落ちる』
『あれ、膝どこいった?』

そんな会話が聞こえて、不意打ちで笑ってしまった。でもこれがみんなの望んでいたものなんだ。

きっと彼らの中の思い出に、μ’sが寄り添っている。僕の感じるもの以上の想いをきっと彼らは受け取っているんだろう。

声優さんたちも4年ぶりとは思えない軽やかさと、澄んだ歌声で魅せてくれる。いままで何十回、何百回とライブをこなしていた裏打ちされた技術がたしかにそこにはあった。

そしてラストの曲!!
『Snow halation』

ファンたちは泣き崩れて、感涙しているひとも大勢いた。

「だってみんな、泣いちゃいそうだったから・・・あのままあそこに居たら、涙止まらなくなりそうだったから」

この曲はファンの間でも人気が高く、話題性にも富んでいる。雪をテーマにした曲で、初めての『さいたまスーパーアリーナワンマンライブ』でも大雪が降ったらしい。そして、このライブ当日にも朝から雪が降った。

なんという偶然だろうか。オタクはこんな偶然が大好きで盛り上がりも半端じゃない。今日一番の声援の中、声優さんたちは嬉しそうに、しかしどこか懐かしそうな顔でファン一人ひとりを見つめていた。心と心が繋がっている瞬間だと思えた。

「やり遂げたよ・・・最後まで! 」

ステージのセンターからそう聞こえた気がした。

曲が終わった….。

最後は29人勢ぞろい。横一列に並ぶ姿は壮観だ。繋ぎ渡してきたラブライブのバトン。

μ’sとAqoursから、新世代の虹ヶ咲に、きっちりバトンが受け渡された。

ここから先はトップを走るのは虹ヶ咲だ。先輩たちの想いを乗せて、きっと彼女らは走り続けるのだろう。先輩たちの見てきた景色をきっと見れるはずだ。

9周年ライブ。

それはみんなの大好きが集まった場所。
小さな火花から始まり、今は大きな炎に成長した。連綿と続く努力は美しい。きっと彼女らの物語はずっと続いていく。世代が変わろうとも、伝えたい思いはきっと変わらないんだろう。

ファンであるぼくらはそんな思いを受け止めて応援をする。大好きな世界に入り込み、お互いに成長していく。この物語を作っていくのもファンである。

そして、これからもラブライブは応援できるってのは幸運なことだ。素直にそう思えた。

人生の価値観がまた増えた瞬間であった。

ラブライブっておもしろい…!!!

おわり。

(引用元:ラブライブ School idol project series