【静岡県】オタク旅してみたら最高に楽しかった話③【ラブライブサンシャイン】

1910沼津

オタク旅の3記事目!
たった1日のことに3記事も費やしてしまうとは…!!

長い長いヒルクライムをこなして、ついに聖地に到着!!


2期10話に出てきた…


土肥駐車場だぁああああ!!!!

ここでようやく、ひと息をつけた。Tommyさんもさとるくんも、勝負を仕掛けてくるもんだから瀕死状態だ…。

はやく沼津に行ってオタク成分を摂取したいよ。。。

…とここで、ロードバイク乗りのおふたりに声を掛けられる。

「このあとはどこまで行きます?」「沼津にいきますよ~」「あ、ぼくらも沼津に行きます」

あ~はいはい、お互いオタクでしたね、という察した雰囲気になった笑。そりゃこんな駐車場まで登ってくるのは同志ですよね。ラブライブサンシャインのオタクですよね。おひとかたは完全に「曜ちゃん推し」でした。格好もバイクも水色で、どうやらガチ勢のようですねHAHAHA

ぼくら3人に、2人が加わり5人で沼津へ向かうことに。土肥駐車場からいったん100m登ってから、あとは下りのオンパレード。

「この道は見通し良くてダウンヒルしやすいなあ」なんて思っていると…Tommyさんとさとるくんが急加速でぶっ飛ばす。それに続いて「曜ちゃん推し」もペダルをがんがん踏んで加速していく。

「脳みそにもブレーキがないのか?」と思いながら(失礼)、離されていくわたくし。く~速いね!

「悔しくないの?」さとるくんから煽り言葉が、脳内でリフレインする。

悔しくないの?悔しくないの?…悔しくないの?

プチン(何かがはじけた音)

…悔しいわぁあああああああ!!!

下りの勢いをそのままに、登り返しをトップスピードで駆け上がる…!!!オッラァアアアアア!!

100m以上の距離差が一気に縮まる!!ギアは落とさない!!パワーで上がれ!!!曜ちゃん推しを追い抜く!!!

ひと踏みひと踏みが重たくって仕方ないけど、もう少しだ!!もう少しでさとるくんとTommyさんを追い抜けるぞ!!

ぐぅおおおらああああああ!!!!

…ぜぃ、ぜぃ、ぜぃ。
今日のところで、これぐらいで勘弁してあげよう(結局勝てなかった)

お互いの健闘を讃えつつ、お2人とはお別れ。いいオタクライフを!!

ちょうど夕焼けが始まっていたので、撮影タイム。

この時点で16時ごろ。お目当てのお店は17時だ。20km以上まであるが、ほとんど下り坂なので問題ないはず!

いざゆかん、聖地・沼津へ!!さとるくん、Tommyさんと下り始めた。
いやっほう!!今度はぼくが先頭を取っているので、のんびりダウンヒル。そもそも見通しもよくないしね!勝負よりも安全をとるよ。

んん?これどっちだ?

(Googleストリートビューより拝借)

順当にいけば左の下り道だろう、と一瞬で判断して、左ルートへ。右の登りルートはなんか違う気がしたのだ。

しかし、これが大きな間違いだった…!!

長い長い下り坂を降りた!ついた!!沼津!!!

え?沼津じゃなくね?どこだ?

えええええええ!!!!

戸田港かよ!!!!!

ホントは青ルートで沼津へ行きたかったのに…間違えて赤ルートで来てしまった…!!!

じわりと嫌な汗が出てくる。4か月前にココには来たことがある。ここから沼津まではアップダウンの連続なのだ。伊豆半島の本気を感じる恐怖の道なのだ。。。

ひえ…!!
もう全員ズタボロ。もう宿に帰りたい。どうしても走るのなら平地がいい…

いやいやそんなことより、この事態はTommyさんには申し訳ない。オタ活を楽しみにして、大阪から徹夜ドライブをしてきたのだ。初の聖地巡礼がこんな仕打ちなんてひどすぎる…!!
ぼくとさとるくんは過去に2回ほど沼津を楽しんでいるからまだいいけど、やっぱりTommyさんには沼津を楽しんでほしい!!!!

ぼく「すいません、道が間違っていました。ここから先はかなりの登りになってしまいます…沼津はまだまだ先です…」
Tommyさん「あはは、大丈夫ですよ、これはこれでオイシイですよ(虚無の顔)」

なんという寛大さだろうか。ぼくがTommyさんの立場なら、泣きわめきながら戸田港へ身投げしている。Tommyさんはやさしさのカタマリなのか?

きっと、大丈夫だ。ここにいる3人は、七葛というイカれたヒルクライムを達成しているんだ。きっと大丈夫!沼津まで行けるはずだ!!

さとるくんを先頭にクライムアップ!!うっひょー!!って言いながらカッ飛んでいった。疲れってもんを知らないらしい。さすが妖怪ペダル回し。

Tommyさんとぼちぼち登る!
途中に展望台があったので、寄り道!

うああぁぁああおお!!!

雲が燃えている!!!!めっちゃ美しいぃいいい!!!!とんでもない夕焼けだ!!!横でTommyさんも満足そうだ!!
「これを見るためにヒルクライムしたと思えば充分ですね」と喜んでもらえている!!よかった!!!

ただここから先の記憶はあまり残っていない。

こんなルートを必死こいて走っていた。低山2つでも、力のない脚ではキツカッタよ。。。

平地はさとるくんが38km/hで引っ張るもんだから、生きた心地がしなかった。どんな言葉でも形容できない苦しみのライドだった。

Tommyさんに至ってはブレーキシューが干渉したままで走っていたらしい。そんなコンディションで高速巡行できるの強すぎません???(シューの干渉に気づいたのは次の日だったらしい)

ようやく沼津市街地へ到着。

ふう…よかった。ほんとうによかった。生きて沼津へやってこれた。もうメチャクチャだった。一瞬もスピード緩められないという過酷っぷりだった。

さて。ここからどうしようか。もう17時なんてとうに過ぎて、お目当ての店は閉まっている。

しかし、ぼくにはアイデアがあった。

「阿蘭陀館(オランダかん)に行きませんか?」

疲れ切っている2人の目が輝きだした。阿蘭陀館…この名前を聞いて、ニヤリと笑う人はきっとオタクだろう。

ぼくとさとるくんは半年前に訪れていた。

洋館の洒落た喫茶店だが…中身は、

曜ちゃん祭りだ~~~~~~~~!!!かわいいいい!!!!!(狂喜乱舞)

またこのお店へ再訪できるとは、うれしいぞ!!グーグルマップで検索すると「営業中」の表記が!!!よかった。まだ時間も間に合いそうだ!!!

一気にテンションが上がったオタク3人は阿蘭陀館を目指す。きっと曜ちゃんが待っていると信じて……はやく曜ちゃんに会いたい!!

あああぁぁああああ!!!休みだとぉおおおおおおお!!!!!

目の前が真っ暗になった。オワタ/(^o^)\

Tommyさんの顔が虚無になった。ぼくのルートミスとさとるくんの鬼引きで、ごっそり体力を失っているうえにこの仕打ち!!!!

絶望感に無力感がトッピングされたようなTommyさんを慰めようと

ぼく「まあ、明日に来ましょう!!」

Tommyさん「これ…」

あああああああ!!明日も休みじゃんか!!!!!!なんだこれ、新手の拷問???

これは酷すぎる…オタクを殺しに来ている…。

う~~ん、こんな惨状で今日は終われない!!なんとか聖地巡礼をしたい!!Tommyさんに喜んでもらいたい!!!

脳内のオタク知識をひっかきまわして考える。ラブライブの聖地で、ご飯が食べられて、この時間でも営業している場所ってあるのか…。

あ!!

あそこがあるじゃないか!!!凹みまくる2人を連れていった先は…

沼津バーガーさんだ!!!よかった、営業していた!!

実はここ、作中の背景になっているんだ。

素晴らしい。みんな大好きヨハネ回ですね。

もう店内は天国だ。この世の極楽浄土だ。

善子、かわいいよ善子…


一番くじの貴重なフィギュアが!(これほんと欲しい)


愛のあるイラスト。

いいお店だ、ほんと好き。撮影前に「撮ってもいいですか?」と店員さんに聞くと、「どうぞ、いくらでもいいですよ~」とニッコリ答えてくれた。

こう優しく対応されると嬉しくなる。

Tommyさんもさとるくんもにっこにこだ。そりゃこんなオタク店に来たら口角も上がっちゃいますよね。

イチオシの深海魚バーガーがめっちゃんこ美味しかった!!

揚げたての白身フライにふかふかのパンズにとろとろのソース。ああ身体に染み渡っていく。おいしいなあ。ここですっかりお腹もメンタルも回復した。

あとはお宿へ!完全に貸し切り状態だったので、3人でオタク話に花を咲かせる。ここでTommyさんがタブレット端末をもってきていると!!さらにアニメ全話をダウンロードしてきたと!!!あなたが神か!!!!!!

突然のアニメ鑑賞会!!!!!

作中に出てきた「のっぽパン」を食べながら、3人で騒ぐ。

2期12話を見てぼくのメンタルは死んだ。推しの梨子ちゃんたちの友情に心打たれて死んだ。何回見たって、いいシーンには変わりない。もう感情ぐっちゃぐちゃで、涙うるうるで見ていた。さとるくんとTommyさんに笑われたけど、きっと気持ちはわかってくれるよね!!

まさかツーリング中にアニメ鑑賞ができるとは思わなった。めっちゃくちゃ楽しかった。キャラたちが生活していたこの沼津にいられること。それがなんだか幸せなことのように思えた…!聖地巡礼っていいものじゃん!!!

わいわい騒ぐだけ騒いで、夜遅くに眠りについた。明日はきっと平和な聖地巡礼をするんだ…

つづく

(一部の写真は、ⓒラブライブ!サンシャイン!!から引用しましたよ)

この様子はTommyさんのブログにも書かれているので、読んでみてね~~!

ラブライブサンシャインのアニメはAmazon Primeで公開されてるのでぜひ見てみて!!

距離の割に、獲得標高が異常だった…。