とある金曜日。
いつものごとく「あーーー!旅いきたいなーー」と思いながら仕事をしていた。
それを察したのか、ある先輩から声を掛けられた。
先輩「今週末はどこ走りに行くの?」
ぼく「宮城県の海沿いに行きたいですね~!リアス式海岸が見たいんですよね」
先輩「あー、なるほどねー。そうかー」
ぼく(ん?なにか企んでいる顔っぽいぞ)
先輩「もしよかったら、一緒に青森走りにいかない?車は出すよ?」
ななな!な、なんですって!!!( ゚Д゚)
青森ですと!!??あの青森??めっちゃ行きたいですよ!!!
ぼく「え!!行きましょう!!めっちゃ行きましょう!(即答)」
先輩「よっしゃ、じゃあ今夜、出発ね!」
ぼく「やったー!!!」(ん?今夜…??)
というノリだけで青森行きが決まってしまった。いやっほい!!こうやって遊びに誘ってくれる先輩がイイ人過ぎる!!ありがてぇ!!
でも、今夜出発するのね!!それでも深夜ドライブで向かうのってのも楽しそうでいいね!!
あぁ、青森…。
大間、恐山、十和田湖、岩木山、弘前城…行きたいところは無数にある。
東北に住み始めて1年経つが、青森には1度しか行ったことない。それも国道7号線キャノボで走り抜け、ゴールした時だけだ。深夜の青森では何にも見えず、海沿いのアップダウンにはひたすらに苦しんだ記憶が…。唯一ハッキリ覚えているのは、ゴールしたあとの青森駅で、女子高生が訛りある言葉でおしゃべりしていたことだけだ( ˘ω˘ )カワイカッタナ
その青森へ行けるだなんて、願ってもないチャンスだ!!
仕事を速攻で終わらせ、家に帰る。そわそわしながら準備する。5月でも夜は寒いだろうからインナーは2枚。あとはいつもと同じ装備。
コンパクトに収まり、うれしい。
今回旅をする先輩の名前を、仮名で「大滝さん」としておこう。その大滝さんとは、ツーリングに行ったり、仕事終わりにヒルクライム勝負をしたりと、けっこう仲良くさせてもらっている。この青森ツーリングも楽しくなりそうだなぁ!!
夜22時。
大滝さんが車で迎えに来てくれた。ありがとうございます!!たのしみですね!!なんて言いながら、ロードバイクと寝袋を積み込んでいく。
ロードバイクが2台すっぽり収まった。大容量の車ってラクちんだ。
さあ、行こうではないか!青森まで!!やっふう!!
ひたすらに北上していく。自動車専用道路が多いので、移動は快適。どんどんいくぜ~~!
今回ツーリングの目的地は、下北半島だ!
この半島が、大滝さんおすすめスポットとのこと。ふむ、楽しみだ!
ただ、ぼくらが住む山形から車で470kmも離れている…Oh(・ω・`)
470kmというと、東京-大阪ぐらいの距離。大阪-福岡、福岡-鹿児島と言い換えてもいいだろう。今までぼくが気軽に青森へ行けなかった理由がこれだ。むちゃくっちゃ遠いのだ!!
だからこそ、今回の車移動での提案はありがたい!!安いし、深夜帯でも移動が可能だ。おしゃべりしながら深夜の高速道路を疾走していくのは何とも楽しい。非日常的で、これからの旅の期待感でにワクワクしてしまう。
運転を交代しながら進む。大滝さんカーは、自動で速度維持とハンドルサポートをしてくれるという優れもの。ほぼ自動運転だ!すっげぇ!!運転しているというよりも、クルマが進むのをただ見届けている感じだった。最新の技術ってここまで来たのね。すっごいわ。何十年後かには、自動運転の自転車も開発されるのかもしれない。
深夜3時に青森入り!もう霧がすごっくて、50m先すら良く見えない。
ここからは自然が支配する世界へ入っていくんだと、肌で感じられた。人工物は道路だけ。あとは山と月と霧。なんとも幻想的な雰囲気だ。
大滝さんに運転を変わってもらい、ぼくは助手席でスヤァ( ˘ω˘ )
いつの間にか太陽が昇り、外が明るくなってきた。大滝さんが「すごいよ、菜の花が咲いてるよ!」「お腹空いたから、すき家でご飯食べていかない?」と話しかけてくる。全部テキトウに「うん、うん」と答えていた。(眠たくて仕方なかった)
気がついたら、目的地のむつ市に到着していた!
この時点で朝6時。山形から8時間もかかっちゃった。やはり青森は遠かった。
さあ、ここからが青森ツーリングが始まるのだ!!
美しい海、新緑の山々、ご飯、そして機材トラブル…想像を大きく越える旅が始まるのであった。
実走編は次回の記事でまとめてみよう。(まさかの移動だけで1記事分になるとは…HAHAHA)
つづきはこちらから!!