乗鞍岳の実走編!
2017年10月9日
今日は乗鞍岳に登る日だ。人生初の乗鞍岳。
前日には高山にあるゲストハウスに泊まって、高山スタートからのヒルクライム。そしてこの日は乗鞍岳山頂のお宿、銀嶺荘さんに泊まるのだ!
服装はこんな感じ。
一眼レフをたすき掛けして走るよ。
朝6時に出発!
陽が出れば霧が晴れるだろう、と期待してひた走る。
朝日がきたーー!
これで霧が晴れて、空も快晴になった。ワクワクが止まらない(*´∀`)ノ
今回から導入したスマホホルダー
これが使い勝手がよく大変に便利だった。ポケットやフレームバッグからの出し入れなくすぐに起動でき、地図アプリを開けばナビにもなる。
今夜泊まる銀嶺荘さんの看板。
[日本一高所のオアシス]とは・・・!
期待が高まる。
秋の花、コスモス。
とりあえずスカイライン入口まで、どんどん登る。
ペースを抑えて走りたいところだが、テンションが上がっているせいかいつもよりもハイペースで走ってしまう。あぁ、たのしい。
昔から、遠足の楽しみは、道中のバスに乗っている時間なのだ。これからどんな楽しいことが起きるのかを想像するだけでも楽しい。いまでも自転車旅をすると、この目的地までの道のりが楽しくてしょうがない。
スカイラインの入り口ゲート
おっちゃんから注意事項聞いた後には、軽く雑談を。
「今日は最高の日だよ~。あそこに見える笠ヶ岳が綺麗でしょ。笠ヶ岳が綺麗な日は、山頂の景色もバツグンだよ~」
と嬉しい情報を教えてもらえた。わくわく。
ゲートのすぐ奥にある乗鞍スカイラインのスタート地点
紅葉が美しい。
ピカピカに晴れる。気持ちがいい。
この美しい世界を独り占めできた錯覚に陥る。
日常を離れて異世界を旅していると思うと、多少の苦しいのぼりなんてへっちゃらになる。死ぬまでにこんな旅が出来てよかったと思う。
展望台からの風景。
写真中央のとがった山がかの有名な槍ヶ岳さんである。遠目からでも威厳を感じられるよ。あそこへ登りに行く人たちがいるんだから、世界って広い。
ふと見上げると、空は秋模様。
天気に恵まれて素晴らしいコンディション。いい日に来れたことを実感できる。
勾配のキツイところでは、他のチャリダーさんも苦しんでいた。
この人はずっと「やばい…やばい…」言いながら登っていた・・・笑たしかにやばいところだけどね。
登りに集中なんかできなかった。
景色が美しい所で思わず足を止めてしまう、写真を撮らずにはいられない。やっぱり乗鞍岳に来れて良かった。
絶景に感動するわたくし。
1人で写真を撮ってたもんだから、おっちゃんに話しかけられる。おっちゃんと言っても見た目は60歳は過ぎている。そんなおっちゃんが電動自転車で登っていてびっくりした。
「登りだとすぐに電池きれちゃうね~」といって替えのバッテリーをカゴから出してきたときには、さらにびっくりした。自転車と荷物でだけでも20kgはあるんじゃないのか・・・Σ(っ゚Д゚;)っ
僕をかる~く置いて走っていきました。元気なお方だ。
山頂付近には木々がなく高山植物と岩のみ。
風も半端じゃなく、寒く厳しい環境でも生きる植物、美しくたくましいと思った。冬季には通行止めになるほどの極寒の世界に変わる前に、こうやって訪れることができることが単純に嬉しい。
山頂間近!
めちゃくちゃ寒いよ。けどもう少し頑張ると。
ゴール!!乗鞍岳山頂!
高山から6時間、ゲートから3時間かかった。ここまで来るのに大変だったけど、楽しさの方が上回っていて、登る苦労なんてどうだっていい。来れて嬉しいって感情しかなかった。
ちょっと休憩してから、反対側の松本エコーラインへ下ってみる。
なんだこれ。エコーライン綺麗すぎるだろ!
高い場所で空気が澄んでいるのか、遠くまでよく見える。こんな景色は見たことがない。まだ知らない景色ってあるんだ、と素直に納得した。
ずーーーっと山が続いている。
思わず座り込んで見入ってしまう。
スカイラインももちろん素晴らしいが、個人的にはエコーラインが気に入ってしまった。次に来るときには、エコーラインから登ってみようと決めた。
エコーラインを楽しんだ後は、かるく登山。
15分で登れるお手軽な魔王岳。
たくましいなあ。
その通りですね。
パシャリ。
さくっと魔王岳山頂。
下ってきて、今回のお宿の銀嶺荘さん。お世話になります。
売店やレストランの営業をしながら、宿泊もできるので、日程に余裕のある方は泊まってみることをオススメする。
自転車を中にとめさせていただけた。ありがたい。
山頂ではとっても水は貴重らしいのです。
雪解け水だけで水道をまかえるほど、山が豊かなのかな。
少し部屋で休憩する。
「山頂からの夕焼けを見に行くぞ~」と張り切って外に出たら・・・
これですよ。真っ白なガスの世界。
何にも見えないよ(ノД`)・゜・。
夕焼けどころか10m先もハッキリ見えない・・・。
自然には抗えないので、諦めて退却。
けど、お宿での夕食は素晴らしかった。
どーーん。
すき焼き、てんぷら、煮物、ぶどうまでついているのだ。とても山頂のご飯とは思えないほどの豪華な食事だ。ここまで運ぶのも一苦労だろうな、と思える。
ありがたくいただく。ご飯はお替り自由だったから4杯もいただいてしまった。お宿の旦那さんともおしゃべりして、またここに来る約束した。
明日は綺麗な朝焼けを見れることを期待しながら、床に就いた。明日も楽しもう。