【前編】国道8号線キャノボ京都→新潟【キャノンボール】

201906R8キャノボ

あぁぁあああ!!くやしい…!!!
ちくしょう!!!ここまでなのか!!

失意の中、ぼくはある判断を下した。

8号線キャノボを、断念しよう……


ぼくの大いなる挑戦、国道8号線キャノボは“失敗”に終わった。

今回の記事は、良かった点と反省点を振り返りながら、時系列でまとめてみよう。

あの日どれほど悔しい思いをしたのか。
「京都→新潟543kmを24時間以内に走りきる」
これがどれほど難しいものだったのか。

準備編はこちらから!

0~50km(京都市→滋賀県高島市)


2019年6月1日。
京都のホテルで目を覚ました。時計を見れば6時半だ。

うん、ちと寝不足気味だ。前々日から緊張感で上手く寝れてなかった。この日も深夜に何度も起きてしまった。うーむ、今回のキャノボにはプレッシャーがかかりすぎてるなあ。

まあ、いいさ。
いま出来ることを淡々と進めるだけだ。朝ごはんは、おにぎり1個、サラダ、オレンジジュースと軽めに済ませる。

外に出てみれば、よく晴れている。今日の天候は良さそうだぞ。

各種装備を確認する。補給食よし、水分よし、電子機器類よし、ブレーキよし、変速よし!オールクリアーだ!

スタート地点に立つ。

ここから遥か543km先にある新潟市まで走るんだと思うと、心臓がドキドキしてくる。あぁ、24時間以内にゴールできればいいなあ。キャノボ達成したいなあ。ふっとそんなことを思った。

五体満足で帰れますように。。。

Twitterで出発宣言をする。

いざ、行こうではないか!
国道8号線キャノボ、スタート!

するすると前に進んだ。よしよし、いつも通りだ!

ペダルを踏む。チェーンから後輪へ力が伝わる。ホイールが回り、ロードバイクがゆっくりと前へ進む。これでいい。これがいい。

ペダルを回せば、前へ進む。そんなシンプルな挙動に嬉しくなる。いつも通り走れそうだぞ、と直感でわかる。機材に故障がない、身体に痛みがない、それだけで十分だ。


京都の街並みは美しい。

ぼちぼち観光ツーリングもやってみたいが、今回はパスだ。目の前の道を進もう。

だが!信号がやたらと多い。複雑な道路では『二段階左折』をしないと直進できない道があったりとややこしい!タクシーが幅寄せしてくるし、走りにくいったらありゃしない!京都の交通はきびしいぞ!

ただややこしい道も事前にGoogleのストリートビューで確認していたので、道に迷うことは無かった。いやはや、事前に道がわかるとは便利な時代になったものだ。

10kmも進まないうちに

あっという間に滋賀県入り!
京都、また来るね!

ビワイチのスタート地点にもなっている浜大津駅までは、16km/hペースとかなり遅いペースだった。(40分かけて12kmしか進まなかった)
ここまではどう焦ってもペースアップは出来ないだろう。致し方なし。

たが、ここからは琵琶湖だ!!JR湖西線に沿う558,161号線に乗っかればかなり速く走れる!
北上していくほどに交通量は減っていく。信号も減っていくので、平均時速が上がっていく。

ついに!みえたぞ!

びわこー!!きっれいだーー!

膨大な水を湛える湖は、海だと見間違えるほどに美しい。琵琶湖周遊ツーリングもやってみたいなあ。いい土地だなあ……!

ここで、0~50km区間の振り返り
良かった点
・機材と身体にトラブルなく出発できた。
・平均スピードを25.7km/hまで引き上げた。
・天候に恵まれていた。
反省点
・眠くて眠くてあくびが止まらなかった。緊張しないでよく寝るべきだったか。
・信号によくひっかかった。より少なく通れる道の選定or深夜に通るべき?

50~100km(滋賀県高島市→福井県敦賀市)

ここからはひたすらにご褒美ゾーンだった。

追い風に乗ってひたすら北上する。道も綺麗で交通量も信号も少ないとなれば、平均時速はガンガン上がっていく。

右手には琵琶湖。左手にはのどかな田園風景。

僕の大好きな景色が広がっていた。

さっきまで眠たかったが、次第にテンションが上がっていく!楽しくなってきたぞ!!

ちょうどここで70km地点。スケジュール通りコンビニ休憩だ!ドリンクもちびちび飲んで調整して、ちょうど無くなったところだ!いいタイミング!

どこだ、ファミマはどこだ!!
あれ、見つからない…スマホで地図を確認する…

ま さ か 、 こ れ か ?

OH MY GOD !!!

改装中じゃねーか!!!
Googleマップには24時間営業って書いてあるのに!!まあ、これは仕方ない!!下調べが不十分だった僕が悪い!

どうやら1キロ先にセブイレがあるようなので、そちらへ向かうことに。

近くにあって良かった!ラッキー!干からびるところだったぜ。

ドリンクとさけるチーズを買っておく。(最近はさけるチーズにハマっている。包装が剥きやすくて、美味しくて、手頃なお値段…お気に入りの補給食)

ここから福井県境へ入るために山を越える!標高383mまでクライムアップ!


ふっふっふっ!と短く息を切っていく。

ヒルクライムは嫌いじゃない。目の前の勾配を読み切り、最小の力で登りきれた時には気持ちよくてたまらないからだ。


太陽も高くのぼり、汗が吹き出しくる。
ふっふっふっ!

山頂近くにて、

工事中だ!

待ち時間で2分ぐらい浪費してしまう。あぁ、もったいない。『1分の足止めは約400mの後退と思うべし』とロングライドのスペシャリストnYoloさんも言っていた。キャノボでは誇張でもなく、一分一秒を争っているのだ。待ち時間はさけるチーズを食べて、時間をできるだけ有効活用してみたりした。

坂の頂上で、

福井県キターーー!

ロードバイクで来たのは初めてだ!やったね!
頂上に来た瞬間に、強烈な逆風に変わった。山を越えれば、風向きも変わる。

大丈夫だ、ここからはダウンヒル。位置エネルギーを存分に使い、逆風を切り裂いていく。


気づけば、敦賀市内に入っていた。街中でも逆風が吹き続ける。下調べの風予報で分かっていたことなので、なんも問題は無い。どうせ信号が多くて進めないのだ。


ただ、福井の道路ってガタガタ過ぎませんかね!

Twitterでフォロワーさんからアドバイスは貰っていましたけど、福井県内の国道8号線はお世辞にも舗装がキレイではなかったです…。(なんとかなりませんかね?国土交通省の方々よ…)

50~100km区間の振り返り
良かった点
・体力、頭の回転ともに問題なし。
・ヒルクライムも無駄な力を使わずに済んだ。
・風も読み通りで、精神的に焦ることがなかった。
・平均スピードを26.0km/hまで引き上げた。
反省点
・最初のコンビニに着いたときには5分オーバー。この時点で遅延するとは…!!大津までの1時間でかなり遅れていたっぽい。
・福井の信号でじわじわ時間と体力を奪われていた。

100~150km(福井県敦賀市→福井市)

トンネルを抜けると

海だぁぁああああ!

むちゃくちゃ透き通った海色だ!!うっひょーー!気分はダダ上がりだ!!やっぱり日本海の青さっていいもんだね!!

8号線からしおかぜラインに乗り換える。

いいね、いいね!綺麗だね!

…と、ここで頭が重たい感覚に。まずいな、脳が疲れ始めている。高い緊張感で走り続けてきたからだろうか。ここは省エネモードで走る。

こういうシンプルな道だからできる技だか、頭をカラッポにして走る。安全運転のために最低限の脳機能だけを使う。あとは脳を休ませる感覚。(脳の半分が休んでいる感じ)

いつもなら綺麗な海を観察していろいろ考えるけど、今回はナシ!『あー、海だなあ』と認識するだけに留める。テンションをあげると脳が疲れる!(真理)

省エネモードで、海沿いを走り、山を越え、鯖江市内に入っていた。

時刻は13時30分。うん、いい時間だ。お昼ご飯を食べよう!


今回の作戦のひとつ、牛丼補給作戦!

え、まじか。
と思う人もいるだろう。これが正解なのかは、ぼくにも分からない。

店に入る→食事→出る、これで12分だと事前リサーチで分かっていた。時間的にはコンビニ休憩と大きく変わりはない。食事が出てくる間にトイレやバッテリー充電ができるので、かなりいい休憩方法とおもう。

息付く間もなく牛丼をかき込む。もぐもぐしている間に、身体のストレッチをしながら、Twitterでツイートをする。同時作業で時短を図る。

予定通り12分で店を出れた!ご馳走さまでした!


隣の店が『いきなりステーキ』だった。出来ればそっちでお昼ご飯にしたかった…(もっと時間に余裕があればなあ)

ご飯を食べると精神的にも楽になれる。気分がすっかり良くなるし、疲れもなんだか取れたような気もする。よしよし、いい感じだぞ!

100~150kmの振り返り
良かった点
・脳の疲れを敏感に察知して省エネモードに切り替えた!
・福井の海をたっぷり見れた。
・食事休憩は超効率的に!
反省点
・逆風に刃向かって踏みすぎていた。
・焦りからか無駄に信号ダッシュをしていた。

150~200km(福井市→石川県小松市)

お昼を食べて心身ともにリフレッシュできた!

だが、事態は順調に進んでくれなかった…。
地獄…地獄…信号地獄だ…!!!!


お昼を取った鯖江市から坂井市までの約26km…信号に次ぐ信号に苦しめられていた。信号に伴う渋滞にも巻き込まれる…(安全のため車の横をすり抜けないので、渋滞にがっつり引っかかる)

これには本当に気持ちを削られてしまった。事前リサーチ不足だった。あとから考えてみればよく分かる事だが、国道8号線は地方の主要道路だ。

越前市→鯖江市→福井市→坂井市→あらわ市という嶺北地方のメイン都市を国道8号線が繋いでいる。交通も混雑し、信号も多くなる。

まったく前に進めない!気持ちは焦る。焦るから青信号でめちゃくちゃに踏み込んで、少しでも距離を稼ごうとする。すぐに赤信号に止められてしまう。イライラが募る。結果、身体も精神も削られてしまう。疲労が溜まる…….溜まる。

この26km区間を走るだけで、1時間半もかかってしまった。スケジュールから30分の遅れを出してしまった…うううぅぅ、つらい…。

nYoloさん理論では12kmも後退してしまったことになる。あぁロスがデカすぎる…ただでさえ時間ギリギリなのに。

がっくりうなだれるようにして石川県へ突入していくワタクシ。

150~200kmの振り返り
良かった点
・無い。ひとつも無い。
反省点
・信号に焦りすぎ。信号の少ないルート選びをするべきだった。
・ゼロ加速をゆっくりにして体力を温存しておけばよかった。

体力、精神力、そして時間を失ってしまった。
この後、りっけいはどうするのか…。どこまで走り切れるのか…。

前半のルートラボ↓

お世話になったガジェット↓

後編はこちらから!