【ゆるキャノボ】福岡→大阪530kmをゆるく走ってきた【前編】

202002ゆるキャノボ

福岡→大阪の530kmを48時間以内に走りきるチャレンジ!

友人のさとるくんと一緒に走り切ることができるのか…!


実走編いってみよー!!

この“ゆるキャノボ編”をまとめてるよ!
①準備編
②前編←イマココ
③中編
④後編

スタート前日

ぼくとさとるくんは福岡県の北九州市にいた。
…というのも、

ラブライブのライブがあったからだぁああああ!

もうライブが最高で最高で…。英気をがっちり養えた…!ありがとう、ラブライブ!!(ただのオタク)
(ライブの感想レポも書いてるよ!読まなくても大丈夫だよ!)

ライブの興奮そのままに就寝…。

0-100km(北九州市→徳山市)


さて、当日の朝。


530kmと途方もなく長い距離だけど、きっと楽しく走れるはずさ。2年前にもさとるくんと同じチャレンジをやってるし、走りきれると信じていこう。

宿から15kmほど漕いでスタート地点へ向かう。国道2号線の終点は北九州市側にあるので、九州スタートとなる。

ぬん…?

スタート地点にロードバイク乗りの方がいらっしゃる…。もしや?

?『もしかして、りっけいさんですか?』
ぼく『まさか…』

声をかけてくれたのは、フォロワーのマナブさん(Twitter ID @hnkk_xxxx)だーーー!!

ラブライブ好きロングライダーさんだぁあああ!!やっほい!!!

Twitterでやりとりして、スタートぴったりにお出迎えしてくださった!!ありがとうございます〜〜!!


3台並べて写真を撮る。

では、スタートしよう!

2/23 12:15
ゆるキャノボが始まった!48時間後にはゴールしていたい!

せっかくだからということで、マナブさんも少し走ってみたいとのこと!

いいですね、一緒にいきましょ!

1kmも進めば、九州ゾーンは終わりになる。

九州→本州をつなぐ海底人道トンネルを歩く。


歩きながら、自転車話に花を咲かせる。

こんな時間が楽しい。いままでどこに走りに行っただとか、好きな街の話だとか、もうたまんない。マナブさんは九州から北海道まで自転車旅した経験もあって、興味がそそられまくる。なにその楽しい旅は!!行ってみたいな!!


エレベーターでトンネルを上がり、外へ出ると…。

?『もしかして、さとるさんとりっけいさんですか?』
ぼくら『へぁ!?』

エンカウントしてくれたのは、

まーぼさん(Twitter ID @ma_kutsu_)だぁあああ!!!

自転車乗りではないのに、応援してくれる貴重なフォロワーさんだ!

なんと差し入れまでいただけた!

自転車乗りに嬉しすぎる完璧な差し入れ。

さとるくんの好物のワッフルと、僕の好物のブラックサンダー、あとは下関のういろうとチョコ。ありがたい!!マナブさんからもSOYJOYを貰って、にっこにこのぼくとさとるくん。ほんとにありがとうございます!!!

せっかくなので、

4人で記念撮影!

このあとも、しこたま話し込んで、楽しい時間を過ごさせてもらった。また北九州or下関に来た時には会いましょ!!エンカウントほんとにありがとうございました!!

名残惜しさを感じしつつも、出発しよう。

いってきまーす!

ぐっとペダルを踏みこんで本格的なスタートを切った。

瀬戸内の海が迎え入れてくれる。柔らかい日差しが身体を暖めてくれる。最高のシチュエーションだ!

追い風に背中を押され、ぐんぐん加速する。市街地を抜けると、自転車通行可能バイパスが連続する。うん、なかなか走りやすいぞ!むしろここが距離の稼ぎ時なのでは?

さとるくんに先頭を代わってもらう。ビュン、ビュン、ビュン…。風切り音が大きくなった。スピードを見ると…平地で35km/hだと…!?ぼくよりも5km/hは速いぞ!!

バカな!!速すぎる!!!追い風アシストも相まって、体力ゲージ満タンのまま疾走する。その勢いのまま山岳ゾーンに突入。

ロングライドのコツに「80%イーブン走行」がある(僕が勝手に言ってる)。MAXの80%パワーで走れるのが、脚力を消耗しないイイ走り方なのだ。とくに登りではスピードを意識して踏み込んでしまいがちだ。パワーガンガンで踏んでも、どうせ数十秒しかタイム短縮できやしない。登りは捨てる。脚力温存のためにパワーを一定に「80%イーブン走行」をとる。登りはゆったり行こう。

だが、さとるくんはガンガン踏んで一気に登っていく。彼はパワー系妖怪なので、人間の理論は全く意味をなさない。エブリデイ100%妖怪マンだ。

大して脚力を消耗しないまま、標高70mの山を3つクリア!

途中にトイレ休憩を挟みながらも、50km走って、平均スピード29.5km/hをマークするという猛烈さ(停止時間を除いた平均スピード)。とんでもねえや!!!

「陽が出ているうちに距離を稼いでおこう」とさとるくんと合意して、ペースを一切落とすことなく突っ走る。

海鮮市場の看板や、きらめく海に心惹かれながらもひた走る。山口県の海もめっちゃんこきれいだったので、いつかツーリングで訪れることを心に誓う。また来るね!!

100km地点で4時間38分経過。

フォロワーさん迎撃込みでこのタイムなら相当早い。

たっぷりある補給食をもぐもぐする。おなかがすく前に栄養を取っておくのがロングライドの基本だ。補給、大事。

Twitterでツイートして遊んでたら、電話がかかってきた。

職場(山形県)のおっちゃんからだ。

おっちゃん『休みのところ悪いね、今日も自転車?』
おっちゃん『アタリです!』
おっちゃん『どこにいるの?』
ぼく『いまは山口県ですね〜笑』
おっちゃん『山口県?wwwww』
ぼく『山口県ですwwww』

普段はぼくも山形県に住んでいるので、この距離感にアホほど笑いあった。いま挑戦中の”ゆるキャノボ”のことを話をしたら、ゲラゲラ笑って「気を付けてね」なんて応援してくれた。なんだかほっこりした。

…と、ここで0~100kmのまとめをしておこう

良かったところ
・フォロワーさん迎撃でテンション上がりまくった
・晴天、温暖、追い風と恵まれていた
・体力を削ることなく高速巡行ができた
反省点
・スタート時間が12時過ぎ、と遅かったこと(前日がライブだったから仕方ないね)

100→200km(徳山市→広島市)

ここから先は、山岳セクションを突破しなくちゃいけない!

山口県脱出には150mを2回登る!!

すっかり暗くなった山道を登る。気温がグッと下がる時間帯だ。

ここはペースを上げずに着実に登っていく。さとるくんとおしゃべりをしながらだらだら標高を上げていく。ここまでで獲得標高は1000mに達しようとしていた。無理せず、無理せず。フォロワーさんから教えてもらったトンネル回避ルートを取る。やはり自転車乗りからの意見は強い。クルマの少ない道を、安心感をもってダウンヒルできる。ありがたい。

冷えた空気に頬をたたかれながら下っていき、岩国市内へ突入する。せっかくなら錦帯橋を眺めていきたかったけど、真っ暗すぎて何にも見えなかった。

そして、

やってきました!広島県!

150km続いた山口県とはおさらばだ!ありがとう!!山岳セクションのダメージがじわりじわりと脚に蓄積されてきた!!!しかも寒さでカロリー消費が半端ない!!!お腹が空いてきたぞ!!!けど補給食には飽きてきた!!!!美味しいごはんが食べたい!!さとるくんはあったかいごはんがたべたいようだ。わかる、気持ちめっちゃわかる。

しかし、この先の広島市に行けばお楽しみがある。さとるくんを奮起して、真っ暗な2号線を突っ走る。大竹、宮島口、廿日市と観光には最高なスポットを横目にペダルを回す。また観光に来よう!!そしてついに広島市にIN!!

出迎えてくれたのは…


たけまささん(Twitter ID @takee_masa)だぁあああああああ!!!

うわっほほほい!!!お会いできてめっちゃんこ嬉しいお方だ!!!名古屋→広島キャノボ、東京→大阪キャノボを達成された素晴らしいキャノンボウラーなんだ!!!Twitterでもかなりお世話になっていましたね!いつもありがとうございます!!

ぼくらの広島通過タイミングが良かったらしく、仕事終わりで迎撃してもらえた!やったね!!!

たけまささん『もし時間あったら一緒にご飯行きませんか?』
ぼくら『ええ!!行きたいです!!行きましょう!!!』

本家のキャノボなら、1分を争う戦いなので、とても食事をとる余裕なんてない。しかし、これはゆるキャノボだ!!!本家の倍の時間はある。ご飯、行きましょう!!!

お腹を空かせたぼくらを案内してくれた先には

広島のお好み焼きだ~~~!!!!やったね!!!

焼きそばとうどんのハーフ&ハーフに、豚肉大盛りという贅沢っぷり!!テンションあがる!!!

コテでひとくちサイズにカットしてほおばる…。

…うんめぇぇえええええ!!!!!ソースが!!!そばが!!!!!豚肉が!!!!!

口の中で踊っている!!!!うますぎる!!!さいこう!!!もちもちの麺に絡む濃いめのソース。主役の豚バラのジューシーさと、引き立て役のシャキシャキのキャベツ。身体が欲していた味だ!!!

たけまささんとさとるくんの3人で話し込む。

話もめちゃんこに面白かった。とくにたけまささんの向上心には驚いた。高い高い目標に食らいつく意思の強さと、日々のトレーニング量。徹底的な下調べと、実践力。なによりも本番で発揮される胆力。話を聞いていると「これだけの気持ちと行動力がないと、キャノボは達成できないんだろうな」と自然に納得できた。

たけまささんの言葉の端々には、努力が見えていて、ぼくらの心にも火が付いた。

こうして直接話せるっていい。同じ趣味を楽しむ者同士、通じる思いを共有できるのは、胸を熱くさせる。

1時間ほど話し込んでいただろうか。美味しいお好み焼きと、熱い話でやる気はフル充電された!!ありがとうございました!!お好み焼きもごちそうさまでした!!!

広島市内の案内役も買って出てくださった!一部の道は「自転車通行禁止の道路」があるので、そこを回避するために案内してくださるそうな!

たけまささんを先頭に走りだす。これがゆるキャノボのいいところだ。本来のキャノボなら『ひとりで走りきる』という条件がつくけど、”ゆるキャノボ”ならフォロワーさんとも一緒に走れるのだ!うれしいね!

後ろからたけまささんの走りを見ていて勉強になることが多い。重たいギアをぐいぐい踏んでいる。ゼロ加速でもスムーズに発進しているし、走行中の体幹移動もムラがない。なめらかさに長けている。素晴らしいフォームだ。

ってか、脚が長い!身体が細い!!!ロングライド向きの体型でかっこいい!!

30分ほどランデブーしていただろうか。市街地から離れたコンビニでお別れだ。

たけまささん「頑張ってくださいね!応援してますよ!」

と力強く握手をしてくれる!!キャノンボウラーのパワーをもらった!!!

補給食とカイロまでいただき装備もバッチリだ。ここからは深夜帯だ。カイロを開けインナーに入れておく。これでお腹はあったかいだろう。

たけまささんに元気をいっぱいにもらったぼくらは、また山岳ゾーンへ脚を進めるのだった。

まさか気温がマイナスになることだなんて知らずに。。。

ここで100~200kmの振り返り

良かったところ
・山の多い山口県でも巡行ペースを落とさなかった
・登りでは無理せずゆったり
・たけまささんからアホほど元気をもらった
反省点
・補給食に飽きて、カロリー摂取が疎かになっていた

次回、マイナス世界でさとるくんのメンタルブレイク!
おたのしみに

つづき↓
ゆるく走ってきた中編

この“ゆるキャノボ編”をまとめてるよ!
①準備編
②前編←イマココ
③中編
④後編

さとるくんブログにも、この話が書かれているよ!
CYaRon First LIVE &2号線ゆるキャノボ ゆるキャノボ編 その1

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