【寄稿記事】京都→金沢227kmを一気に走ってきた!【さとるくん】

1808能登半島

今回は特別編!

なにが特別なのか…?

そう、あのさとるくんから記事を提供してもらった!

走った人も、文章も、写真も。全部さとるくん。

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さとるくんとは、「自転車に乗る妖怪」である。

この能登半島ツーリングの前日、さとるくんは京都から金沢まで走ってきていた。その記録をまとめてくれたのだ。わざわざその話をこのブログに寄稿してもらえるなんて。ほんとありがたい!彼のブログも面白いので、ぜひ読んでみてね!

さとるくんのブログ:さとるのガチ旅!

てなわけで、見ていこう。さとるくんの記録を!


京都~金沢 日記

朝は京都に住んでいる友達と別れて出発した。朝は7時に出る予定だったが、長居して七時半になってしまったが気にしない!

幸い天気は曇りで気温は28度ほど走れば体感は涼しかった!

早速、京都と滋賀の県境を越える山へ!思っていたよりもキツいが、先の道のりを思えば序の口だ笑
山を下ると、開けた琵琶湖が!ここからは琵琶湖にそって走る!琵琶湖の回りは信号も少なく走りやすい!順調に50kmほどこいだところでプシューと後輪に異変が‥

どうやらパンクしたらしい。

とりあえず時間まだ朝の10時、時間はあるので落ち着いて直す。直している途中で雨がぱらぱらと降り始め少しずつ強くなりはじめた。慌てて降水確率を見ると10%ほどだったので、少しイライラしたもののやむことを信じてせっせと修理

20分ほどで直すことができ、雨もやみかけたので再出発!

空気圧が心配なので探り探り走る。今回は予備チューブは1つしか持っていなかったので、次逝ってしまえば町までウォーキング地獄となる笑

そんなことを考えながらこいでいると、改造ママちゃりのような中学生が現れた!ぼくが大阪府立大学のジャージを来ていたからか声をかけられた。話をきくと新潟から大阪のおばあちゃんの家までちゃりを漕ぐらしく驚いた!

自分より長い距離を中学生でも移動するのだから負けてはいられないと思った。少年と別れてさらにこぎ進めると、6年前に高専の新入生合宿をしたマキノまできた!

ここは6年前の自己紹介でぼくが一発ギャグをした因縁の地だ!(おおげさ笑)

そろそろ11時ごろだったのでお昼ごはんを探すことに。偶然に6年前のったと思われるマキノのカヌー乗るところを見つけた!そこにはカフェのようなところも併設されておりなんと空気入れを借りられるそうなので、そこでごはんを食べることにした!

店員の方がかわいくて、びっくりしたが、からあげカレーを注文!

シンプルにおいしかった!笑

ごはんを食べた後は空気入れを借りて、ボトルに水も入れさせてもらい再び走る!

ここからはチューブを買うために自転車屋さんが近くにないか探しながら走ることにした。ただおそらく福井市までは道沿いに自転車屋さんがあるような雰囲気がなかったので、パンクしないように祈りながら走ることに。福井市まではおよそ80kmほどなので、空気圧がマックスであれば問題ないと判断した。

ガーミンに沿って進むと琵琶湖は終わりを迎え、山が現れた。朝よりはマシかな~と思いながら登ったが、中々登りは終わらない‥なんとか登りきると福井県の文字が!

まだなんと12時過ぎである!

これは余裕ではとイキッていたが、これは間違いであることに後で気づく笑山を下ると、少し栄えている敦賀へついた笑(つるがのことあつがだと思っていたのは内緒笑)

しかし敦賀にて再びの雨~すぐにやむと信じてひたすら突撃することに…しかしさらに強くなり自転車も自分もがどろどろになり始めたのでたまらず、コンビニに避難!道はシンプルにバイパス8号線で行けるのに歯痒かった、このときは一時半くらい。イライラしたので、チュロスを食べて、カフェオレを飲みイライラを緩和させる笑 そして20分ほどたつと雨が弱まりはじめ、走れる感じになったのでいくことに!

やんだあとはバイパスを進むが、登りがキツくなっていく。また登るのかと思いつつ、練習だと割りきってケイデンスを意識しながら登っていく。だがだんだんキツくなって必死になっていた笑


しかし左手には日本海が見えはじめ気分は高揚していく!

はじめてまともに見る日本海はとても印象に残った!しかし、登りとともにトンネルが現れはじめ、ヒヤヒヤする場面が増えた。相手から認知されなければ轢かれてしまうとドキドキしながらヘルメットを光らせて登っていく。少し広場があったので休憩することに。

だが、ここで問題が起きた。輪行袋がないのだ!

荷物に結びつける形にしていたのが落ちてしまったらしい。

これは青ざめたが、すぐに広場に車が現れ2,3個前のトンネルの入り口に落ちていることを教えてくれた!でも、取りに行くのは正直いやだった。絶望した顔が出てしまったのか、運転手の人が取りにいきましょうか?と提案してくれた!それも申し訳なかったので、何度か断ったが、すぐだからといってくれた!あの和歌山の方々には本当に感謝!

その後は山も終わりコンビニで休憩!時間は3時半になっていた。とりあえず水分を補給しながら休憩する。思ったより疲れが出てきていたが距離的には130kmほどでまだ残り100kmを切った辺りなので、焦りはじめていた。

とりあえず4時まで休み、福井市までの15kmをこぎ進める。雨は止んでいたが、路面の状態が悪く、横を走る車の飛沫がひどい。
あげくのはてに晴れているのに雨がぱらぱらとしてぶちギレていた笑

途中でスポーツショップが現れたので、中に入り店員の方にチューブがあるかきくと、自転車の取り扱いがないといわれたが、かわりにロードバイクのショップを教えてくれた!

そこにいくと、納品されたて?のスペシャライズドのフレームセットがたくさんあり、ワクワクしたが、とりあえずチューブを購入し、店主の方々と雑談。

どうやらチェーン店らしく関東の方も合わせて6店舗あり、鈴鹿サーキットでのロードレースには人を募って300人ほどでエントリーしているらしい!また今度は自転車買いにくるね!といって出発した!やっぱりここまでくると大学のジャージは目立つので話題の種になるらしく、うれしかった!

福井市に近づくと、寝るか銭湯かごはんか悩んだ。現在は午後5時を過ぎた頃である。かなり眠くなっていたため、銭湯の場合眠気が加速して危ないと考え、選択肢から外し、快活で寝ることは結果的にゴールが遅れてしまうため、効率をとってごはんを選択!注文のあと来るまで机でシューズを脱いで眠った。

その後注文したそばが登場!

越後そばの食べ比べセットでおろしのそばととろろの月見そばと天丼と豪華でバクバク食べた笑

Twitterを確認するとたくさんのいいねが来ていたので、やる気がでてきて、もう福井市でステイする気はなくなっていた笑
とりあえず6時になったので、出発することに!のこり80kmは止まったら心がおれるとおもったので、自分の中で最強の音楽プレイリストのシャッフルでテンションが上がり続けるようにした!

八号線もだんだんと市街地を抜け、山あいに入っていく。巡航はここにきて35km/h近くになってきており、もはや楽しくなっていた!やはりこういう状況は燃える!また幸い自分の得意な短いアップダウンの道になっていたので、ゴリゴリと進んだ!そして30kmほどこぐと石川県に突入!

もう誰にも止められないぜ!

といわんばかりに飛ばす笑 正直このままいけるとおもったが、金沢に近づくにつれて、信号が増えペースがダウン‥ここにきてのストップ&ゴーに体の疲れがでてきた。

そして、極めつけは調べていたときには見つけていなかった快活が目の前に出現!笑
正直もう今日は終わろうかと思ったが、ここで折れたらTwitter的に面白くもなんともないと思い直し、スルーした笑
しかし、のこり15kmでたまらず、コンビニ休憩。パンをほおばりながら、勝ちを確信した。なので、ここからは安全にいくことを優先した。そしていよいよ金沢の市街地へ!一応ルートは作れたつもりだったのでガーミンの通りに進むと迷ってしまったので、Googleマップをみながら金沢
駅へ


そして、22時ついに到着!

着いたときは少し感動したが、これは明日からのツーリングのアップにすぎないと思い、銭湯へ笑

銭湯へいったら、銭湯は割と広くてよかった!ただ露天風呂は水風呂でびっくりした笑 気にせずに、入りオーバーヒートした体を冷やした笑 あとでなぜ水なのかきくと防火水槽らしい笑 入るのは問題ないそうだ笑 そのあとはコインランドリーへ!その前にカルピスを買って体力回復!カルピスは最強である!

コインランドリーで服を洗ってる間に待っていたら、おじさんが店の中に入ってきたセミを倒していてびびった!笑
そして12時30分快活入店。まさかのフルフラット満席でマッサージチェアになったが、リクライニングは思ったよりもおもしろくてよく寝れた笑


14時間半で227kmを走破したさとるくん。

どんな大変な時もパワーで乗り切ってしまう精神力が凄まじい…!簡単に諦めないタフさよ。

人を惹きつける能力も高い。落とした輪行袋をドライバーさんに、拾いに行ってもらっている。いい人と巡り合う運も相当だ。人柄の良さがなせる業だろう!

こうして無事に金沢にたどりついたさとるくんは、翌日ぼくと合流して能登半島ツーリングへ出かけるのだった。その話は、このブログに書いているのでよかったら読んでみてね!

さとるくん、寄稿ありがとう!!

おわり。

さとるくんのブログ:さとるのガチ旅!
さとるくんのTwitter:@rikusato37

能登半島ツーリングの様子はここから読めるよ!
・準備編
・1日目:砂浜国道には気をつけろ!
・2日目:移ろいゆく日本海に感激してきた
・3日目:目指せ!最北端の地!
・4日目:ロードバイクが嫌いになった1日
・5日目:旅はやめられない…!